福士蒼汰で止まった時間 : カジキマグロのソテー
若い頃、テレビに出てくるアイドルを眺めながら親が
「まったく、今の若い子はみんな同じ顔をしてるから
誰が誰だかわかりゃしない」と愚痴っているのをよく耳にした。
そのたびに「へっ、なぜ?みんなこんなに違う顔をしているのに」と
不思議を通り越してちょっとした苛立ちすら感じたものだった。
ところが、だ。
齢50を超えた最近、私にも全く同じ現象が出てきたのだ。
私の場合、最近ドラマや映画に出てくる若い男性俳優の顔の区別がつかない。
何も、ザ・たっちのたくやとたつやを区別しろと言われているわけではない。
それはわかっている。
なのに、双子どころか血縁関係もない若い俳優の顔を見分けることができないのだ。
違っているはずなのに。
ほぼ全員が同じ顔に見えてしまう。
しかも、全員が福士蒼汰に見えてしまうのだ。
それに気づいたのは、妹のこんな一言がきっかけだった。
「お姉ちゃん、最近よく『これ、福士蒼汰?』って聞くよね」
言われてみれば最近の私は『福士蒼汰か否か』で全てを判断しようとしている。
特別福士蒼汰が好きなわけではない。(嫌いでもない)
ただ、たまたま『あまちゃん』で福士蒼汰を認識したあたりで
私の顔認識能力が限界を迎え、そしてほぼ停止してしまったのだ。
こうなってみると、若いタレントの見分けが付けられない親を
「はぁ?」とあしらった自分が恥ずかしい、情けない。
ああ、こういうことだったのか…と、今ならよくわかる。
最近は、女子高生が喜びそうな、
若い俳優さんてんこ盛りの映画が多くなってきている。
先日友人と行った映画館にも、そんな映画のポスターが貼られていた。
試しに眺めてみたところで、中心を陣取る主役はやっぱり福士蒼汰にしか見えない。
限界だよ…
「私、最近若い俳優さんが全部福士蒼汰に見えちゃうんだよね」
ありったけの哀愁をこめて呟く私に、友人が遠慮がちに
「ミカスちゃん、それ、福士蒼汰だよ」
あぁ…(涙)
食べ物でどうにかできるとは思っていないものの、
わずかでも脳の働きを活性化できないものかと、
今日ご紹介する1品は『カジキマグロのソテー』です。
カジキマグロには脳の働きを活発にする栄養素、
DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。
『カジキマグロのソテー』 |
- カジキマグロを食べやすい大きさにカットします。
- 醤油、酒、みりん、おろし生姜をよく混ぜ、1のカジキマグロを漬け込みます。
- 10分程漬け込んだ後、ペーパータオルで漬け汁をふき取り、
片栗粉をまぶします。 - フライパンにオリーブオイルをひいて熱し、3のカジキマグロを加えて焼きます。
余分な粉を落としてから焼きましょう。 - しっかりと焼き目をつけてカリッと焼き上げたら出来上がりです。
おろし生姜の代わりにおろしニンニクを加えても美味しいです。
若い頃には「大人ってどうして…」と不思議に思ったり
ともすればちょっとバカにしてしまいそうなことも、
いつか理解できる、というか体感できる日がやってくる。
「年寄り笑うな行く道だもの」とはよく言ったものです。
ミカスでした。
アメちゃん
ミカスさん、わかりますー。
私は自宅にテレビを持ってないから
今、どんな人がテレビに出てて、誰が人気なのかさえさっぱりわかりません。
せいぜい美容院で雑誌をみながら
「高橋一生みたいなんが流行ってるのか…。」って知るぐらいです。
年齢的なものもあるのかもしれませんけど
最近の若い役者やタレントって、「シオ顔」って言うんですか?
ジェイソンステイサムとか、ジョージクルーニーが好みの私には
ぜんぜん魅力を感じないので
そもそも興味がわかないんですよねぇ。
でも、最近愕然としたのは
自分の音楽の歴史が、80年90年で止まってることですね。
若いミュージシャンがぜんぜんわかりません。
ちょっと新しい風をとりこまないとなぁと思います。
ミカス Post author
アメちゃんさん
そうかアメちゃんさんはバタくさい顔がお好みなんですね。ん?外国人の場合、バタくさいじゃなくてバタそのものなのか?
ちなみに、80〜90年代の音楽はどんなものがお好みなんでしょう?
しかし、家にテレビないって凄い。
アメちゃん
ミカスさん。
昔、ボンジョヴィの弟分バンドとしてデビューした
「シンデレラ」ってヘアメタルのバンド、覚えてます?
彼らとか、アイアンメイデンとか、ホワイトスネイクとか
昔のCDばかり聴いてます。
なんか、やっぱりキャラの濃いのが好きみたいですね、私。
それから最近は、フランクシナトラみたいな
60年代70年代の名曲にも心惹かれます。
ラジオは、こういう名曲ばかりを流す番組が多いので好きです。
ミカス Post author
アメちゃんさん
アイアンメイデン‼︎
アメちゃんさん、凄すぎます!
シンデレラはなんとなく名前は聞いたことあるような…で、Google師匠に聞いてみました。
そうそう、あの頃の洋楽といえばこのヘアスタイルですねぇ。懐かしい。
今はインターネットラジオでも色々なジャンルの曲が聴けるので嬉しいですよね。
爽子
ミカスさん、若い男優さんの顔の判別というか、もう名前を覚えようという気がしなくなってるように思います。
二人ずつ、そっくりに見える人たちが数ペアいますよね。
もうそうなったら、どっちがどっちでも、よくなってくる。
そういうのを、感じるにつけ、ああ加齢。と実感します。
ミカス Post author
爽子さん
ここまで色々な人が出てくると、確かにあきらめの境地に至りますね。
今どきの子(笑)って、なぜあんなに同じ顔をしているのでしょう。
でもね若い子たちはちゃんと見分けているんですよね。すごいなぁ。