楽したい!: 梅酢唐揚げ
先日、『カレー記念日』や『オバ専』でおなじみのCometさんとお話しする機会がありました。
Cometさん、ミカ料を見て塩こん部長を探してくれたのだとか。
「なかなか見つからなくて、3件目でやっと見つけたの」
自分がおススメしたものを探してまで買ってくれる人がいるなんて、うれしいことです。
塩こん部長今日の信者がまたひとり増えました。
ミカ料に時々登場する塩こん部長ですが、この他にも、私が調味料として使うと便利なものとして常備しているものがいくつかあります。
そこで今日は、私の常備調味料をご紹介します。
1. 言わずと知れた「塩こん部長」
白いご飯と一緒にそのままで食べても十分に美味しいのですが、その塩分、だしとしての旨味を利用することで色々な使い道があります。きゅうりやかぶ、キャベツといった野菜と和えることで即席漬けが出来るのはもちろん、炒め物に加えて味のアクセントにするのもおすすめです。
2.使い方はあなた次第「食べるしょうゆ サクサクしょうゆ」
一時期流行った「食べるラー油」のお醤油版と言ったところでしょうか。
「食べるラー油」同様オイルベースです。フリーズドライのお醤油と、ガーリック、オニオン、いりごまのさくさくとした食感がたまりません。
薄く塩コショウをして焼いたお肉にこの食べるしょうゆをのせて食べると絶品です。
玉子かけご飯にもぴったり。パスタや炒飯に使ってもいいですね。
3. さらに進化した醤油「パウダー醤油」
お醤油にも色々あるものです。こちらは粉末状のお醤油です。
ご想像の通りシンプルな茶色い粉なのですが、香りが濃縮されているという感じで、焦がし醤油のような香ばしさがあります。その香ばしさと、粉末という状態を活かすため、これは食材や料理に振りかけて食べるのがおすすめです。
シンプル過ぎちゃいますが、私はゆで卵にかけて食べるのが好きです。
また、てんぷらに振りかけて食べのるのもおすすめです。
4. 思わぬ副産物「梅酢」
我が家では毎年梅干しを漬けます。
今まで母の仕事だったのですが、それも去年からは私の仕事に。梅干しが漬かり上がると、梅のエキスと塩分を含んだ汁がたっぷりと残ります。これが梅酢。
梅の酸味と香り、そして塩がしっかりと効いて、これも立派な調味料です。
ドレッシングにちょっと加えてみたり、大根やかぶなどを漬けこんで梅の香りを楽しむのもおすすめです。
我が家の梅酢は自家製ですが、市販のものもたくさんありますよ。
というわけで、今日は、常備調味料の中でも「梅酢」を使った一品『梅酢唐揚げ』をご紹介します。
実はこれ、以前いただいた麻生要一郎さんのお弁当に入っていたもの。その時の玉子焼きの味が私の母のものとそっくりで感動したことから、カイゴデトックスのお弁当をお願いしたのです。梅酢唐揚げについてはレシピを教えていただいたわけではないのですが、私のオリジナルで作ってみました。しっかり漬け込めば、梅の香りと酸味が引き立つ面白い唐揚げになります。梅酢は塩分も強いので、他の調味料を足す必要はありませんが、市販の梅酢を使う場合は、念のため味を確認して、必要なら塩を加えてください。
『梅酢唐揚げ』
- 鶏もも肉を適当な大きさに切り分けます。
- 1の鶏肉をボウルに入れ、そこに、すりおろしたにんにくと生姜、そして梅酢を加えて揉み込みます。
- 鶏肉にぴったりと密着するようにラップをして、冷蔵庫で30分から1時間程置きます。
- 3の鶏肉に片栗粉をまぶして揚げますが、私は唐揚げを作る時は小林カツ代さんの揚げ方を参考にしています。
フライパンの底から2センチ程 の深さになるように油を入れて熱します。鶏肉に片栗粉をまぶしたら、衣がしっかり付くようにぎゅっと握り、皮が下なるようにフライパンへ入れます。この時、フライパンの中が鶏肉でぎゅうぎゅう詰めになるようにたっぷり入れてください。ここがポイントなので、鶏肉の量またはフライパンの大きさで調節をして、ぎゅうぎゅうを守ってくださいね。皮がしっかりと揚がるまではあまり触らないこと。皮に美味しそうな揚げ色が付いたらひっくり返して、菜箸で全体をゆっくりと大きく混ぜます。ここで鶏肉が空気に触れるのでからりと揚がります。ひとつひとつしっかりと油を切って油から上げましょう。
砂糖、塩、醤油といった基本調味料だけでなく、料理におもわぬ旨味をプラスしてくれるものは意外と多いものです。
あれこれ色々な調味料を駆使せずとも、それひとつでいつもとちょっと違う味を作り出してくれる。そんなものがあれば、夕食作りもちょっと楽にできるかも。
そう、私のすべての根源は「楽したい!」。
ミカスでした。