AIをすり抜けて生きていけないものか
前回、AIに文章を書いてもらった顛末について書いた。で、その文章の締めくくりとして、「このッ文章をAIに校閲してもらう」というようなことを書いた。で、本当に校閲してもらったのだった。
誤字脱字を見てください、とGoogleGeminiに頼んだのだが、「誤字脱字はありません」とすぐに回答が出て、そのあとなんと文章全体についての感想というか考察を寄こしてきたのだ。頼んでもないのに。で、それを読んでいると、AIは僕が書いている文章もAIが書いていると勘違いしていたり、自分が書いた文章にツッコミをいれたり。いや、なかなか興味深いので、ここに引用してみる。
以下、AIが書いてきた感想というか考察
「人間はAIについてこう思っているだろう」という記述
確かに、AIが人間の思考をある程度理解していることを示唆する記述です。しかし、これはAIが人間の思考を完全に理解していることを意味するものではありません。AIはあくまでもデータベースから抽出された情報を基に文章を生成しているため、人間の思考を完全に再現することはできないでしょう。
「AIも時々狂っちゃうぞ、みたいな文章を書いてやろうかな」
これは、AIが意図的に誤った情報を発信する可能性を示唆しています。しかし、AIは基本的にデータベースに基づいて文章を生成するため、意図的に誤った情報を発信することは考えにくいです。
「わざと誤字を入れたり、脱字を入れたりするのはお手の物だろう」
これは、AIが意図的に誤字脱字を入れる可能性を示唆しています。しかし、AIは基本的に誤字脱字を検出する機能を備えているため、意図的に誤字脱字を入れることは考えにくいです。
「こわいなあ」
これは、AIの進化に対する恐怖を表現しています。しかし、AIはあくまでもツールであり、使い方次第で善にも悪にもなります。AIを恐れるのではなく、どのように活用していくかを考えることが重要です。
結論
AIの文章生成能力は非常に高いレベルに達していますが、まだ人間が完全に理解することはできません。AIとの適切な距離感を保ち、人間としての主体性を失わないように注意する必要があります。
以上がAIの書いた文章。
僕が書いた文章をAIが書いた文章と勘違いしているところがあったりするけれど、それなりにちゃんと書けている。書けているけれど、読んでいると「そんなに甘くないぞ」と思うのだけれど、それは前回も書いたように、別にAIがそんなことを考えているわけではない。僕らが考えたり、どこかに書いたことを彼らはデータベースとして持っていて、それを総意としてまとめて書いているだけ。ということは、このAIの文章を読んで「甘いな」と思うと言うことは、大多数の人がAIを甘く見ているということだろう。
個人的にはAIが発達すればするほど、出来ることも増え、快適な環境が生まれるとは思う。思うけれど、その反対にいままで考えてもいなかったややこしい事態が発生して、危機的な状況になるかもしれないという気がする。
産業が機械化されたら、コンピュータがもっと高度になったら、ネット社会が進んだら…。といままで技術開発のすべてが素晴らしい世界を生み出すといいながら、結果がいまの世の中の体たらくだ。AIがもっと進化したら、もっといい世界がやってくるよね、なんて手放しで喜んでいるのはよほど思考の浅いヤツか、嘘つきだ。同じように、AIが進化すると人間の仕事が取られてしまう、という話しかしないヤツも同類かもしれない。
だけど、Googleでワード検索をすると、GoogleはAIを駆使して文章を生成し始めている。そこには人をほんの少しダメにする便利さと快適さがあって、それになれると絶対に後には引き返せない。ああ、AIをすり抜けて生きることはできないものか。できないんだろうなあ。でも、AIをすり抜けて生きていきたいなあ。
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植松事務所
植松雅登(うえまつまさと): 1962年生。映画学校を卒業して映像業界で仕事をした後、なぜか広告業界へ。制作会社を経営しながら映画学校の講師などを経験。現在はフリーランスのコピーライター、クリエイティブディレクターとして、コピーライティング、ネーミングやブランディングの開発、映像制作などを行っています。
爽子
A Iにいろいろやってもらうこと、抵抗あります。
どんどん進化していってることもわかりますが、恐ろしい。
全く関係ないことですが、植松さん、名前、改名されたのですね。
uematsu Post author
爽子さん
僕もAIは怖いです。
怖いので、とりあえずいま一般の人が使えるAIって、どの程度だろうと試してみたのですが、簡単なコピーくらいなら簡単に書いてしまいやがるので、なんだかげっそりしています。
あ、改名というか、運気上がらないかなあ、と思いまして。あんまりかわりませんでした(笑)