春がきた : ふき煮
みなさんはどんなこと(もの)で春の訪れを実感しますか?
うぐいすの声、菜の花の色、入学や入社といった環境の変化など、春を実感させる事物は色々ありますね。
私の場合、まずは花粉症。これは私だけじゃなくてたくさんの人が挙げるのではないかと思います。毎年「今年は軽いまま終わらないかなぁ」「もしかしたら今年は症状がでなかったりして」などと淡い期待を抱くのですが、その期待は脆くも崩れ去りある日突然始まるのです、花粉症と春が。
そしてもう一つ、私が春を実感するのが…まさおさんが布団に入ってこなくなる瞬間です。
我が家の五代目猫のまさおさん、寒い季節になると、夜、私の布団にもぐり込んできて眠ります。(最近、もぐり込む時にまるでトイレ砂を掻くように敷布団を引っ搔くようになったのは何ゆえなのか)
当然、暖かくなればわざわざもぐり込む必要はなくなり、私と布団はお払い箱になるわけです。
果たして今年も鼻がむずむずし出し、くしゃみが止まらず、目は痒く、頭がぼーっとする季節がやってきました。これを書いている今もなかなか集中できず、わずかこれだけの文章を休み休み書くような体たらくです。
でも、まさおさんはまだ私の布団の中に入ってきます。とはいえ真冬とくらべるとその時間は短くなってきていて、時には布団の上で寝たりもしているので、まさおさんは冬と春のちょうど真ん中にいるのかもしれません。
春の訪れを感じさせてくれるものと言えば、食べ物もそうですね。
特に春は多くの山菜が芽吹く季節。花粉症の人は、あくが強い山菜を食べない方がいいという話もありますが、今しか楽しめない独特の香りや食感を思うとスーパーでもついつい山菜に手が伸びてしまいます。
今日ご紹介する一品は「ふき煮」。「煮」と言いながらも実際は煮ない不思議なレシピです。
ふきのしゃきしゃきした食感を楽しみたい方におすすめですよ。
ふき煮
- ふきの下ごしらえをしましょう。
できるだけ大きな鍋を用意し、たっぷりのお湯を沸かします。
ふきはその鍋に入る長さに切ります。 - ふきをまな板の上に広げるように置き、多めの塩を振ります。両方の手のひらでふきをまな板にこすりつけるように転がします。
- 1の鍋にフキを入れて茹でます。フキの太さにもよりますが、だいたい3~4分程茹でます。
- 茹で上がったふきを水にとり、熱を取ります。
- ふきの皮をむきます。端の部分から筋に爪をひっかけるようにしてスーッとむきます。
むき残しのないように気を付けて。 - 皮をむいたふきを5センチくらいの長さに切り、バットに並べておきます。
- 漬け汁を作ります。
鍋に、だし汁、薄口醤油、酒、みりんを入れて加熱し、沸騰したら火を止めます。 - 熱い漬け汁を6のバットに注ぎ、最低でも30分間置いたら出来上がりです。
煮物とはひと味違う、シャキシャキ食感を楽しんでください。
みなさんが「春を感じるもの」は何ですか?王道のものからユニークなものまで、ぜひ教えてください。
そして、花粉症がひどいみなさん、シーズンが終わるまで共になんとか頑張りましょうね。
ミカスでした。
Jane
私は一昨日散歩がてらふきを採りにいって、ふき味噌にして食べたところです。実家の庭に自生していたものより、かたくあくが強い感じですが、ふきはふきです。気が付いた時にはもうつぼみがついてしまっているので、雪が融けたらすぐとらないといけません。ふきの茎ももうあるのですか?
アメちゃん
私が春を感じるものは
沈丁花の香りと、神戸の伯母からのいかなごのくぎ煮です。
これにつきます。
街を歩いてると、どこからともなく漂ってくる沈丁花の香りにハッとして
ああ、そろそろ神戸からいかなごが届くなぁ・・って条件反射で思います。
でもその伯母も、その後を受け継いで送ってくれたいとこも
もう亡くなって思い出だけになりましたー。
あとは、うすいえんどうの卵とじですね。
昨日もお夕飯で作りました^^。大好き。
凛
ミカスさんこんばんは。
まさおさん、冬にはお布団に入ってくるんですね、いいなあ~湯たんぽいらずですね。
猫が座布団やお布団をふみふみするのは母猫のお乳の出をよくするために子猫の時にしていたことの名残だというエピソードが大島弓子のエッセイコミックにあったように思います。
私が春だなあと思うのは、何着たらいいのかわからなくなる(寒かったり暑かったり寒暖差が大きい)ことと、日傘なしではいられなくなる(紫外線の厳しさにびっくりする)こと、やたらパステルカラーの服が欲しくなっちゃうことです。
実際には服じゃなくてチューリップ買って満足してしまいますが。
なにか明るくてきれいな色彩を身の回りに置きたいと思う、それが春。ですね。
そして、ふき煮とはさすがミカスさん!ふきって近所のスーパーにあるかなあ・・
私の場合、がんばって菜の花のお浸しかなあ。
ミカス Post author
Janeさん
ふき味噌いいですね!
母が元気だった頃は春になると毎年作っていました。
あくが強いのも春の山菜の魅力ですよね。
こちらではふきの茎、もう売られてますよ。
ミカス Post author
アメちゃんさん
そうそう、沈丁花の香りは春ですね。先日ご近所さんが枝を切って分けてくれました。
玄関に活けたら、その香りのすばらしいこと。
いかなごのくぎ煮、一度だけ食べたことがあります。とても美味しかったのですが、関東では手に入りにくいのが残念です。
アメちゃんさんの食卓は季節にあふれていてとても楽しそうです。
ミカス Post author
凛さん
入ってきますよ、布団に。ただ、あまり長居はしないのですけどね。
腕枕をしなければならないので、ちょっと大変な時もあります。
そうか、洋服の変化にも季節を感じますよね。
今くらいの季節って本当に着るものに迷います。
ちなみに、明日の関東地方は真冬の寒さになるそうで…。一体何を着たらいいのやら。
ふき、そろそろスーパーに並んでいると思います。
お嫌いでなければぜひお試しくださいね。
kokomo
ミカス様、まずは地震大丈夫だったでしょうか?
我が家は本が散乱、そしてお気に入り群に入っていた皿10枚ほどがご臨終。
そして我が家の犬はブルブル震えてソファーの下からしばらく出てきませんでした。
出てきた後も私のそばからぴったり離れず。
まさおさんは大丈夫でしたか?怖い思いをしていないといいけれど。
春といえば、犬の散歩のときにつくしが出ているのを見つけました。
あと、持病の股関節が痛み出すのも春。最近好調だった股関節ですがちょっと違和感を覚えてきたので春到来を実感します。
それから、今年限定ですが、息子の受験合格。
コロナで鬱々した空気に加え、学校行事も次々中止で行動は制限。
息子が持ち帰る模試の結果にさらにどんより感が加わり、重苦しい空気が充満していた我が家。暖かい風と共に気分も少し軽くなりました。
母の作るフキの煮物は味が濃い目で茶色でした。
フキの美しい翡翠色が台無しやんか!と子供の私は心の中でブツクサ言っていたのですが、最近しっかり味を付けた母のフキの煮物が恋しいです。
味を思い出して自分で作ってみようかなぁ。
ミカスさんのフキ煮はお浸しに近いのかな?
フキのシャキシャキ感と色が生かされたレシピですね。
こちらも作ってみたいです。
爽子
ふき、大好きです。
中学生のころ、どうしても食べたくなって、学校から公衆電話をかけたことがあるんです。
母は何事か?と思ったでしょうね。笑
はるらしく。。。。
暖かかったのに、突然の激しい雨と寒の戻り。
フリースを羽織ってパソコンの前にいます。
春を感じるのは、木々の新芽が動き出してるのを発見した時です。
陽ざしの明度にも、秋とは違うものを感じます。
とはいえ、私の季節は止まったまんまです。
ちゃんと生きよう。。。
ミカス Post author
kokomoさん
地震、怖かったですね。揺れが大きくなった瞬間まさおさんを探して抱きかかえようとしたのですが、
走り回ってなかなか捕まえられませんでした。
動物は敏感ですよね。
東日本大震災の時も、玄関先でへたり込んで見上げた空に鳥の大群が飛んでいたのを覚えています。
kokomoさんにとっての春の兆しは色々あるようですが、
何よりも息子さんの合格おめでとうございます。
彼には春から新しい環境が待っているのですね。
少しずつコロナが落ち着いて息子さんが楽しい新生活を送れることを心から祈っています。
若いっていいなあ。
ふき、私も昔は濃い味でしっかりと煮ていましたが
料理教室でこの方法を教わりました。
先生曰く、このシャキシャキに仕上げる調理法は女性に好まれるそうです。
男性は割としっかりと煮た方を好むのだとか。
ぜひお試しください。
ミカス Post author
爽子さん
ふき、確かに時々無性に食べたくなりますよね。
突然の電話をもらったお母さん、うれしかったでしょうね。
爽子さんのお庭の木々は芽吹き出したでしょうか。
季節はまだ冬の終わりと春の始まりの間を行ったり来たりしているようですが。
そろそろ動き出しましょうかね。