Posted on by SHOJI
第6回 へうげもの
『へうげもの』(hyougemono)は、山田芳裕の漫画を原作・原案としたアニメです。
器好きの方には馴染みのある数寄者、古田佐介(織部)が出世欲と物欲で乱世を渡るお話です。
「この物語はフィクションにて候」とことわりがある通り、いやそこまでは?そのセンスは?という展開もありますが、信長をはじめ戦国時代の武将を「どういうモノを好むのか」によって描き分けており、人物像が色濃く立ち上がってとても面白いです。と思うのは、ほかならぬ私に物欲があるからでしょうか。佐介にはマニアックゆえのおかしみがあり、アニメを見ながら、大倉孝二(佐介の声)が実写で演技をしたら?と想像して楽しんでいました。
かの時代のステイタスとしての銘品、名物が出てくるのですが、CGの質感がもう少しどうにかならないか?いや、いま私たちが目にしているのは時を経たものだから、できあがって間もない頃はこれくらいツルツルしていてもおかしくないのか?と気になります(笑)。
昨年完結したという原作を読むのが楽しみです。
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本欄ではNHK版の「へうげもの 」を紹介しましたが、NHK版は公式動画がなく、dTV版をリンクしています。
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時代は進んで江戸後期。排気ガスのない江戸ってこんなに清々しかったんだなぁと思わせる日の光・夜の闇が美しい『鬼平』。原作は言わずと知れた池波正太郎の『鬼平犯科帳』。末尾紹介だけではもったいないのですが、時代物つながりで。
爽子
へうげもの。
息子の本棚から読んでましたので、アニメになった時、
ああ、登場人物が動いてる~(いや、あたりまえなんですが)
なんか嬉しかったです。
声がぴったりだとヒット!した感じがありますよね。
SHOJI Post author
>爽子様 コメントありがとうございます!
NHKの放映をご覧になったのですね。古田織部=声 大倉孝二はNHKで放送されたものです。公式動画がなかったので本欄ではdTV版をリンクして頂きました。
原作も読まれたのですね。原作のイメージとアニメの声色は合っていましたか。私はアニメが最初でしたが、キャラクターにぴったりなのと、古織が歳をとるに従い微妙に変わる声のお芝居が、とても良いと思いました。