うさぎと薄荷
家の周りにシダ(イヌワラビ)や苔が沢山茂って湿っぽさが漂っています。そこでいくらかマシになるようにシダ類をせっせと抜きました。根が発達していて片手鍬で掘り起こす必要があり、大変でした。その後通るたびに確認して新しく生えていたらまた掘る という作業を繰り返し、イヌワラビには申し訳ないですがかなり減らすことができました。同じところを何度も繰り返して片付けるのが片付けの極意だそうですが、庭のシダ類で実感しているところです。
そして体中痛くなりました。特に腕や肘が痛く、手指もじんじんしています。
というのが前置きで、腕に湿布を貼った理由です。
ある晩、湿布を貼ったままうさちゃんをナデておりました。うさちゃんは気持ちよさそうに鼻先を上に向けていたのですが、突然わたしの腕を見つめると、「くわっ」と叫び、一撃、がぶっと噛みつきました。本気のひと噛み。
「痛いよ!!うさちゃん!どうしたの」驚くと、うさぎはくるっと向こうをむいて行ってしまいました。後脚をことさらに蹴り出して「近寄らないで」という感じで。
袖をまくって噛まれたところを確認すると、貼っていたことを忘れていた湿布があり、その下に青あざができていました。
「あ!湿布だ、メントールだ」
以前虫刺されの薬を塗った部分をやはりパクッとひと噛みされたことを思い出しました。
これは・・。絶対にメントールが刺激になっている。
香りによる動物忌避剤にハッカ油やワサビ由来成分、木酢などが使われるようですから湿布などは繊細な動物の嗅覚には刺激が強すぎるのですね。
しかし、嫌そうにするそぶりもなく、突然噛みついてくるとは、あまりの匂いに恐怖するのでしょうか。ハッカ油に多く含まれているメントール、今はほとんどが合成のものらしいですが化粧品やら医薬品やら、お菓子などにも、入っている物は多いです。
歯磨き直後とか、のど飴なめながらうさちゃんと頭ごんするのはとても危険かも・・。ウサギにも下僕にもメントールは要注意です。
ミントはウサギが食べられるハーブの一つのはずで、喜んで食べるウサギもいるでしょう。葉っぱぐらいで少なければ大丈夫なのかな。
あの噛みつき様をみたら、うちのうさちゃんに食べさせようとは思いませんけれども。
ネコにはミント精油は危険とネット記事にありました。ネコスタッフには常識なのでしょうか。昔ネコを飼っていたときにはノーケアでした。優しいネコだったからガマンしてたのかな。
いろいろ知らないことだらけです。知っていることって本当少ない。飼いウサギに湿布等で襲われたことがあるか、今度ウサギを飼っている友人に聞いてみましょう。