ウサギ教室
ウサギ教室といっても、生徒はウサギではなくウサギの下僕達です。
私が見るSNSにはウサギ関連の情報ばかり。大抵はコロコロと流し見をしているのですが、可愛らしい写真や記事に混ざって興味深く、かつ、参加しやすいウサセミナーの情報も流れてきます。
おっ!と思った場合、流れにざぶざぶ入ってとってきて、いそいそと申し込んでその日を待ちます。
開催場所はとある動物病院で、仕事帰りでも参加できるように時間は夜でした。というか講師の獣医師こそ昼間仕事をしています。
今までは乗り換え乗り換えしないといけなかった目的地が、新線ができて直通で行けるようになっていました。しかも合わせた訳ではないのにその直通電車が来たりすると「ウサセミナーが招いてくれている!」などと思ったりします。
動物病院へ向かう道を歩いている女性、ちょっとリアルなウサギの刺繍が施されたバッグを持っています。
参加者のようです。そしてあの刺繍バッグと同じ柄のポーチを私も持っているぞ!
参加者は10名ほどで、内容はウサギの身体の特徴やよくある疾患についてとウサギのマッサージについて少し(このマッサージは一朝一夕で習得できるようなものではないのでした)、そこに獣医師のウサギ観やウサギの思い出話が入るものでした。
講義は大変有意義ですがウサギの臓器の小ささに驚き、ウサギが頑強な捕食者タイプの動物ではないことを再確認させられるので怖くなってしまいます。
ともあれ、元気なウサギを形容するときに「部屋を走り回って飛びシッコをする」という、普段なら相手の反応を見ながらおそるおそる言うようなことも「格好いい!」と受け止められ、講師が「あのウサギの映画でも・・当然皆さん観てますよね」というのに「観てますとも」と全員が頷く会場。
楽しかった。ある程度はウサギのことを知っている、少なくともウサギと過ごした歴史があるという自信を持ちながら、より多くのことを知っている人に学ぶ楽しさ。
友人には「ウサギかあ・・・」と言われてしまいましたが、良いウサ生を考えるという一点で集まっている、共通点はウサギだけというのがすっきりしていて重くなく感じられるのです。
ウサギの話題だらけで、イヤでも家で留守番しているうさちゃんを思い出し、楽しいけれど早く帰ってうちのうさちゃんに会いたい!習ったことを試してみたいという気持ちで帰途につきました。
帰りは直通電車は来なかったけれど、乗り換え乗り換えして、家についたらすぐ手を洗ってうさちゃんをなでてみましたよ。うまくできたかどうかはわからないけれどうさちゃんは目を細めて奥歯をこりこりさせていたので、まずまず喜んでくれたみたいです。