ふだん器-32 包みこむうつわ
大いなる大いなる夏が過ぎ
ちょっとゆっくりとしたい時季になってきました。
風もここちよく、空も美しく
今年も残り4ヶ月だなんて
2015年もがんばって生きてきたもんですね。 笑
毎日たくさんのことを感じたり、考えたり
そんな
昨日の思いも
今日の思いも
包んでくれる
そんなうつわをご紹介します。
現在、熊本の若手作家さんの作陶展を開催中で
その彼のうつわです。
山口友一さん→こちら
土もののうつわです。
手触りもいいのです。
なんというか、心地よい。
添う という言葉がぴったりかもしれません。
黒釉薬を使ったその風景は
やさしさを感じる色合い。
わたしはいろいろなうつわを見て触る毎日を10年過ごしています。
彼のうつわにも
ほんとうに癒されます。
深い呼吸をとるような
なにかに包まれるような
そんな食卓にしてくれるからでしょう。
よしよし、よくがんばったね と
褒められながらとる食事は
褒美ではないでしょうか。
画像左上より
◇黒釉炭化フリーカップ
高さ約9センチ 3,000円(税込)
◇黒釉炭化しのぎスープカップ 片取手
直径約12センチ 3,500円(税込)
◇黒釉炭化 プレート
直径約23センチ 5,000円(税込)
***
*9/20.21両日に山口さんとうつわを作ってみませんか。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
お待ちしております。
TEL / FAX 096-283-1030
mail : info@tsukimachi.net
tsukimaci 店主 平島さんの自己紹介
熊本出身。
熊本城まですぐそこ、に住んでいます。
tsukimachi(2006年開店)店主。
熊本の中心部にある木々と石畳の通り「並木坂」にあるちいさなお店です。
卒業後、某エアライン業務を経て専業主婦に。
数年の後、別世界の扉をド素人でこじ開け、おかげさまで今日に至ります。
やっとこさ店主らしくなってまいりました。
30代は脳もからだも忙しく迷う迷う日々でしたが、まぁどうにかなりました。 笑
そして、2014秋 40歳になりました!
まさしく!さて、どうなる?どうする?です
と、言っていましたが
どうもしません。
どうもなりません。
わたしはわたしなまんまのようです。
tsukimachiのサイトはこちら→ ★
サヴァラン
たしかに!たしかに!
秋刀魚とお皿が、互いに「添っ」てますね!
山口さんの器
いぶした銀のような
水を吸い込む瓦のような
いやちがう
月光のような存在感ですね。
しんと静まっているようで存在感がある。
存在感はあるけれどあくまで奥ゆかしい。
静まっていて奥ゆかしいのだけれど
その実それは
ぐっと吸い込まれるような骨太の奥行きでもある。
器の表面というより内側が
何かの力で発光している??
ああ。熊本。熊本に行きたい。。。
tsukimachi Post author
サヴァランさま
コメントありがとうございます。
山口さんはご両親が小代焼をなさっていてそれがベースになっておられます。
(小代焼→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E4%BB%A3%E7%84%BC)
小代焼の藁灰(藁を焼いた灰を使った釉薬)に鉄や銅を混ぜてあるので
サヴァランさんが美しく表現してくださったように
いぶした銀のような、吸い込む瓦のような、月光のような
そんなうつわが生まれています。
『しんと静まっているようで存在感がある。存在感はあるけれどあくまで奥ゆかしい。
静まっていて奥ゆかしいのだけれどその実それはぐっと吸い込まれるような
骨太の奥行きでもある』
もう!ピッタリ!であっぱれ!でございます!ぶらぼー!
黒がはじめての方も「すごくいいですね!」と言ってくださるので
よかったな~と胸をなでおろしているところです。