11月22日はカレー記念日

カレー記念日

落ちてゆく 枯葉のごとし 抜け毛かな

11月22日はカレー記念日

Jane

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

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ゾロメ女の逆襲

◆◇やっかみかもしれませんが…◆◇ 第41回 自分へのご褒美 問題

【帰ってきたゾロメ女の逆襲】第1回更新は2013年2月7日。まもなく丸9年である。思えば遠くに来たもんだ…なあ。

【ゾロメ…】はリニューアルをけっこう繰り返している。要するに試行錯誤の9年間。現在は2本立てだが、そのうちの1本、この「やっかみかもしれませんが…」も回を重ねて今回が41回だ。

「やっかみ」というテーマは手ごわい。常に手ごわい。はたして自分は何をやっかむのだろう、そもそも、本当にやっかんでいるのだろうか、やっかみってなんだ?…などなどの自問の繰り返しで今まできたし、これからもきっとそうだ。

やっかみに対してのアプローチに一筋の光明が見えた気がするときがたまにあるのだが、実はそれがいっとうヤバかったりする。いい意味ではなく本来の意味での「ヤバい」。

コツを掴んだかも!落としどころはここだ!と思うのはとても危険なのだ。コツは、時として自分に遮眼帯を装着させ、気持ちを掘り下げることより、尻座りのいい着地点に寄せていくことを優先しがちだ。そういう文章は間違いなくつまらない。

これって、カリーナさんが最近Twitterでつぶやいた「書き始めと書き終わりで、少し自分が変わっていないとダメなんだと思う」に通じるような気がする。あらかじめ着地点を設定した文章は、書き始めと書き終わりの自分に変化がないことは自明の理だから。

と、ここまできてハタと立ち止まる。自分にとっての文章というか、やっかみ…に対するスタンスはわかった。そうやりたいんならやればいいじゃん自分、と。でも困っている。なぜか。

お題が一個も浮かばないから。

というわけで、前置きが長くなったが(はい、まだ前置きです)、「困ったときはひとりで悩まずに人に頼ろう」という私的な方針を発動させて、今回はオバフォーのプロデューサーこと、こめPこと、Cometさんに投げかけてみた。

「あの~、やっかみが何も浮かばないんだけど何かないでしょうか」

さすが、こめPである。すぐに反応が返ってきた。というわけで、ここからはしばらく対話形式で、こめPとつまみのやっかみ談義をお届けします。明日(1/28)は、まゆぽ&つまみの【出前チチカカ湖】が更新される予定になっていて、なに、連日対話形式の記事をアップしてるんだよ、という話だが、そこはほれ、なんでもありのオバフォーということでお許しいただきたい。

こめP:
つまみさんがやっかんでいるかどうかわからないけど、私は今日「自分へのご褒美」って言う人が苦手なのはなぜだろうと考えた。答えはまだないので、解明していただけるとありがたい。

つまみ:
ありがとー!そ、それ!それにする!(コツとは違う意味で「遮眼帯を装着している」気配濃厚)

こめP:
「自分へのご褒美」は、わざわざ言うこと(人)が苦手なだけで「いっぱい働いたから、めっちゃ高いフルーツパフェ食べるぜ!」って行為自体を否定してるわけじゃないです。自分もするし。きっと「自分へのご褒美」と名前つけることが嫌いなんだよなー。嫌いって言っちゃったけど、しゃらくさいの方がピッタリくるかも。ご褒美って、殿様かよ、みたいな。

つまみ:
わかるー。わかるんだけど、その理由を分析するのは難しいね。ポイントは、ご褒美という言葉をチョイスするメンタリティかなあ。

こめP:
それ!しかも自分に対して!

つまみ:
自作自演の視点を設定するってことに、自分で自分にマウントしてるようなめんどくささを感じるのかもしれない。

こめP:
ジェンダー的にアレだけど、男性はあまり言わないよね。

つまみ:
確かに。そしてこの言葉を使う非男性は、年齢に関係なく自らを「女子」と言いがちな気がする。偏見だけどさ。自分のお金で買ったものでも「ご褒美」と称することで、プチ甘やかしてもらった感を味わえるのが心地よいのかも。現実的なタイプは「ご褒美?なんじゃそれ」と思ってしまうけれど、誰かに認められた、労われたと夢想することを、明日の活力に人一倍変換できる人には有効なのかもねえ。

こめPとの対話形式はここまで。

他者のことは、外面からしか見ることができず、基本、言葉や表情で判断するしかないけれど、自分のことなら内面も知っている。努力したことも、逡巡も、報われずに人知れず泣いたり怒ったりしたことも、全部わかっている。しかも自分本位の価値観とさじ加減での理解(あたりまえだ)。

他者からの慰労は、時として的っぱずれで「ポイントはそこじゃない!」と言いたくなることもあるけれど、自分であれば、的もツボも外すことなく、百%スイートスポット目がけて「えらいね。ご褒美もらっちゃおうよ」言える。だから安心。

もしかしたら、自分へのご褒美と自作自演と自己愛は親和性が高いのかもしれない。自分へのご褒美という言い方に引っかかるのは、自分が現実主義者で、劇場型のあけすけな自己愛を開示されてるみたいで目のやり場に困るから。から?

こういう仮結論でいかがでしょうか、こめPさま。

というわけで、今年も、独断と偏見に満ちた「やっかみかもしれませんが…」ですが、よろしくお願いいたします。

by月亭つまみ


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コメント、ありがとー!

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    Jane

     文章を書くなら、8割がた書くことが分かっていて書き始めるけれども最後に結論がどこからかおりてくるか自分の中に隠れていたものが整理されて見えてくるかという、ある意味自己セラピー、会話をするならアドリブが話題を予定外な方向へ展開させていく意外性(That’s Dance!は結構そんな感じですね….最近は「この違和感はなんだ?」を突き詰めていく遊びがメンバー内で流行ってる?)。 
     今日の記事は、書くことがまるきり未定というところから始まったのかもしれませんが、結果「あらかじめ着地点を設定しない文章を書け」というお題で書いた、実験的文章例のような感じがしました。
    「ご褒美をあげる」という行為は自分もするけど、その言葉をチョイスするメンタリティが嫌だ、というのは私も同感です。理由もお二人が挙げられた通り…。

     十年以上前の話ですが、とあるアメリカの町の、個人経営の小さな日本食料品店で会計をしていたら、突然それまで話したこともなかったレジの係の人が、「分かります!これ、自分へのご褒美ですよね!」と指さしたのが、ほかの食料品に混じって、1個だけ買った大福(日本で買うのの3倍の値段)。「私もそうだから分かるんです!今日一日頑張った自分へのご褒美ですよね!」と彼女は続けましたが、私はごまかし笑いをしただけ….。ご褒美というほど意識して買ったのではなかったのですが、家族の人数分でなく自分だけに買ったとのは事実。そしてその「ご褒美」という言葉のチョイスにちょっとぎょっとしたから、今でも覚えているのかもしれません。
     

     

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    Comet

    うわーい、仮結論、ありがとうございます^ ^

    「劇場型のあけすけな自己愛」
    たしかに!
    自己愛と承認欲求が苦手なんだわ、私は。倒置法で納得しました。

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    アメちゃん

    ああー、つまみさんとCometさんのやっかみ座談会に
    直に参加して話したいぐらい、ハゲしく同意です。
    私も「自分へのご褒美」と「女子」という言葉を自分に対して使う感覚、
    モヤ〜っとします。

    なぜ私はモヤるのかなぁ?って考えたんですけど、
    「自分へのご褒美」って、他人に対して使ったり
    「ご」を取って「自分への褒美」って云へば、べつにモヤらないんですよね。
    じゃ、「ご」を付けたとたんモヤるのはなんで?と考えたら
    ご褒美って丁寧語ですけど(Cometさんの「殿様かよ」のツッコミww)
    そーいえば、大人が小さな子どもに対して使うなぁと思ったんです。
    それで、ああ!そうかと気づいたんですけど、
    「ご褒美」と言って自分自身を労る気持ちの影に
    自分を小さな子どもとして扱いたい(女の子でいたい)メンタリティが
    見え隠れしてる気がして、私はモヤーっとするのかもって。
    ええ大人なのに自分のことを「女子」って言っちゃうのも同じで、
    その甘ったるい感じを見せられるのがニガテなんですね。きっと。

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    ご褒美って、私は子供がもらえる報酬のような感じでとらえていて、「自分へのご褒美」ってタイトルを見聞きすると子供っぽいなと思っています。
    素直に気持ちを表現されている方に対してのやっかみかもしれませんが。😅

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    Jane

    あと、「自分を労わる」とか「気分を上げるために」とか「自分を甘やかす」とか「プチ贅沢」というと、私ちょっと弱っていましてとか、いけないとは分かっていますがとか、普段慎ましい暮らしをしていますとかいう、謙遜や自分を分かっている雰囲気が漂うんですが、「ご褒美」っていうと、「よくやりました」の自己認定で「私頑張って成果あげたんですよ」と直接言わずに公言してくるようなものだから、こちらのやっかみ心が刺激されるのでしょうか。イメージとしても、「ご褒美」として女子が買うものは高価なイメージ…。でもまあたとえばパッとしない日々を地道に過ごしたご褒美というのもあるし、日本でならスーパーで100円ほどの大福でもアメリカでは手に入りにくいという希少価値でご褒美と言う場合もあり、さらにあれよ、今思えば「こんなカロリーの高いものを自分に許す」ってところが最大ポイントの人もいるのかな?でもあの時、この大福がご褒美だとしたら、あなたも私も哀しいよ、と思ったことは否めない。

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    つまみ Post author

    Janeさん、興味深くて読み応えのあるふたつのコメント、ありがとうございます。
    ふたつめは、まさに返信しようとしたときに飛び込んできまして、それがまた膝を打つ文章だったものですから、今、読みたての新鮮さでこれを書いています。

    >「あらかじめ着地点を設定しない文章を書け」というお題で書いた、実験的文章例
    そうなんです。さすが!鋭い!
    もっというと、私の基本はそれです。
    もちろん、
    ある程度方向性はあって、時には「これを書きたい!」という強い気持ちで書き始めたりもしますが、書いているうちに、ほぼ…いや、間違いなく、意外な自分が登場するんですよね。
    で、あれ?そんなことを思ってる自分もいるんだ、と、ちょっとその自分を野放しにしてみると、文章は、最初に思い描いていたものとは違う場所に行く、そういう繰り返しです。
    あまりにそういうことばかりやっていたので、もはや、着地点が決まっている文章が書けなくなったような。
    このコメントもそうです(^^;

    故事成語、ことわざのような「これはこういう意味の言葉。それを踏まえて使え!」と決められている言葉以外は、使い方や受け取り方って人によって違うんだなあと、今回、あらためて思ってとても面白いです。

    「ご褒美」が、カロリーや糖質の制限の、たまの言い訳になっていること、Janeさんのコメントで、そうだそうだ!と思いました。
    それ、自分もやってます!

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    つまみ Post author

    Cometさん
    自己愛と 承認欲求 苦手です 
    って、カレー記念日かよっ!?\(^o^)/

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    つまみ Post author

    アメちゃんさん、コメントありがとうございます!

    >「ご褒美」と言って自分自身を労る気持ちの影に
    自分を小さな子どもとして扱いたい(女の子でいたい)メンタリティが
    見え隠れしてる

    ああ、そういうことなのかもしれませんね。
    的確に分析していただいて、むしろ、「人ってしょーもないな。でもそこがちょっと愛おしいな」と思ったりもしました。

    実際に年齢はバリバリ大人が、たまにいたいけな小さい子どもをやりたいと思うことと、妄想で子どもの自分をやって「ご褒美」という現物を支給すること、の間には、けっこうなハードルがあるのかもしれませんね。
    それを高く感じる人とそうでもない人がいる…人それぞれだわ~。

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    つまみ Post author

    海さん、こんにちは。

    そうそう。
    報酬やご褒美がなくたって、自分に掛ける「私はエライ!」の心の一声があれば、とも思います。
    素直とあけすけって違うし、正直と赤裸々も違う、その「節度」のとらえかたの違いもあるのでしょうかね。

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    にゃまの

    「自分へのご褒美」って95%(私調べ)浪費です。でも稼いだお金を自分で使うことに何でためらいがあるの? 良いんですよ。好きに使って。誰の批判も受け付けません。借金がなくて、先々のお金のが困らなければ、お金は楽しい事に使わなくて何のためのお金ですか? 

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    つまみ Post author

    にゃまのさん、コメントありがとうございます!

    >「自分へのご褒美」って95%(私調べ)浪費です。

    この断定が麗しいです\(^o^)/
    ホントホント、おっしゃるとおりです。
    ただ、自分の場合、先々が心配過ぎて、味見し過ぎた料理のようにさじ加減がまったくわからなくなり、必要なものに対してためらい、どーでもいいものに浪費したりします。
    困ったものです。

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