ひきこもりがちな人間の「自家製セーフティネット」づくり。
なんでもすぐにルーティン化して、同じことばかり繰り返し、違うことや新しいことをやってみるのが億劫になるタイプなので、毎日の生活は、すぐに単調になります。同時に認知症(母は認知症でした)の将来像や孤独に暮らす未来像が頭に浮かんでゾッとする心配性でもあるので、なんとなく不安を抱えたまま変化のない暮らしを「いかん、いかん」と思いながら続けてしまうわけです。
若々しく、輝く50代なんてだれのこと?もはや老境。人生100年といわれる時代をいかに生き抜き、できるならば、健康寿命を延ばし、自分の始末をして死にたい(不可能に近いほど難易度高し)。それが願いです。
つまり、何ごとにも腰が重い「ひきこもり」傾向の強い人間なので、自家製セーフティーネットとしてブログやこのウェブマガジン「どうする?Over40」を続けているともいえるのです。
周囲の人となごやかに楽しくやりたいけれど、すでにできあがったグループに入るのは苦手。腰は重いけれど、なんでも、できるだけ自前で作りたい。自分でもちょっと変わっているなあ、ややこしい性格だなあと思います。
昨日は、関西でイベントを開けないかと思ってふらっと会場を見に行きました。知らない駅で降りて、知らない道を歩き、知らない場所を訪ねて、知らない人に会って、知らない人と話しました。「自分だけのため」なら、決してやらないこと。わたしは、少し「責任」がともなったほうが、面白いことや刺激的なことに出合える人間なのです。
そんな具合に「ひきこもり傾向」の強い人間なので、過去を思い出して「ああ。あのときは、がんばっていたな!あれ、やめずに続けていたら、どうだったろう!?」と未練がましく思うことも多いです。
たとえば、10代後半から30代半ばまで続けていた演劇。細々とでも続けていたら、まったく違う人生になっていたでしょう。別にいまの人生でいいんですが、その未練があるからこそ、約10年前に始めたブログやこのオバフォーで作った関係のその先を見たい。継続の先にあるものを、もっと老いてから振り返りたい。そこに「ともに振り返る仲間」がいれば最高。そんな「人生最大の贅沢」を今度こそ味わいたいと思います。
お盆休みが終わってオバフォーもはじまりました。わたしは、公開寸前に書いているけれどプリ子さんの「日々是LOVE古着」とゆみるさんの「黒ヤギ通信」は、すでに投稿されていました。この時間は、おふたりとも忙しく働いているころでしょう。休み明けにいきなり3本更新!ぜひ、お読みください。
Jane
Over40お休み中もカリーナさんのブログとツイッターが更新されていて助かりました。私もやめてしまってからその価値に気づいて後悔していることいくつかありますよ。自前グループをやめてしまい(後任の人を立てて参加し続けるつもりが後任の人が承認されずグループ消滅)それが自分のセーフティネットであったことに後から気づいたりしたのもその一つ。まさに他人のためは自分のためでした。少し形を変えても自分がやめてしまって心残りだったことを拾って続けていくのも50歳以降の生き方かなと思います。