備えあれば:冬瓜と鶏むね肉のとろりん煮
これを書いているのは9月9日のお昼前。
皆さんがお住まいの地域では台風15号の被害は出なかったでしょうか。
台風15号別名ファクサイは 昨日の夜から今朝にかけて関東地方を駆け抜け、現在は東北の海沿いへ向かっているようです。
ついさっき、山手線が運転を再開し、私の住む地域ではうっすらと空が明るくなってきました。
それにしてもファクサイ、すごかった。
関東に住んでいると、正直、「今度の台風は大きいって言うけどさぁ、言ってる割に毎回結局は大したことないじゃん」と高を括ってしまうことが多いのです。
特に私が住んでいる地域は、台風の影響が予報よりも軽く済むことが多い。
ところが今回は、気象庁の人が「夜には一気に世界が変わる」と宣言した。
「一気に世界が変わる」って、一瞬とても壮大なロマンを感じそうになりましたが、よーく考えたらとても恐ろしい表現です。
今回ばかりはただ事では済まないぞ。
というわけで、今度こそは何か準備せねば!と居住まいをただしたわけですが…
いざとなると何を準備したらいいのかが今一つわからない。
結局、懐中電灯と電池式のランタンを手の届くところに置き、スマホとモバイルバッテリーを充電しただけ。
自分の災害に対する想像力のなさに驚きました。
いや、想像力以前に、東日本大震災の時に、震度6弱を経験し、当日夜通しの停電や、物資の不足、計画停電などを経験したはずなのに、結局それが活かされていない。やっぱりどこかで「言ってる割に毎回大したことないじゃん」と高を括っているのかもしれません。それでも、そんな油断はいつかきっと大きなしっぺ返しを食らうにきまってる。
ファクサイの直撃を受けた地域の皆さん、この台風が尋常ではなく大きなものだと知った時、何を準備しましたか?
今回は影響を受けなかった地域の皆さん、これまでに気象災害が予測される状況になった時、何を準備しましたか?
ぜひ教えてください。
さて、今日の一品は、久しぶりに記事のテーマとは一切関係ないシリーズです。
(そんなシリーズあったのか?)
『冬瓜と鶏むね肉のとろりん煮』です。
夏が旬なのに冬瓜とは、これいかに?
夏に収穫しても冬まで貯蔵ができる、保存性の高い野菜なのだそうです。
普通に調理するとパサつきがちなむね肉も、片栗粉でコーティングをして加熱すればつるんとした舌ざわり。とろりと煮えた冬瓜の食感と相まって美味しいですよ。
冬瓜と鶏むね肉のとろりん煮
- 冬瓜の皮をむき、食べやすい大きさに切り分けます。
冬瓜は煮崩れやすいので、面取りをしておくといいのですが…面倒なので
私はやりません。てへぺろ。 - 鶏むね肉は一口大の削ぎ切りにしましょう。
- 鍋に、だし汁、酒、みりん、薄口しょうゆ少々を入れて強火で煮立たせます。
- 2の鶏肉に片栗粉をまぶします。無駄な粉はしっかり叩き落として。
- 弱めの中火にした3の鍋に、4の鶏肉を加えて煮ます。
- 鶏肉の周りが透明につるんとしてきたら1の冬瓜を鍋に加えて煮ます。
- 煮汁の味をみて、味が薄いようなら塩を加えて調整しましょう。
- 鶏肉、冬瓜に火が通ったら一旦鍋から取り出し、煮汁に水溶き片栗粉を
加えてとろみをつけます。冷めてもとろみがゆるまないように、しっかりと加熱しましょう。 - 煮汁にとろみがついたら、鶏肉と冬瓜を鍋に戻し、さっと加熱したら
出来上がり。
※市販のだしパックなどには塩分が強いものもあるので、7の味見の時に
しっかりと塩分のチェックをしてください。
自然災害はいつ起こるかわからない。
のんびりと構えずに、いますぐ準備に取り掛からなきゃいけませんね。
高を括らない!を合言葉に、しっかりと備えましょう。
ミカスでした。
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いまねえ
ミカスさん
ああ。。まさに。台風と聞いても
「言ってる割に大したことないじゃんだったね」と実家の母と会話し、
「今度来るのはそういうわけにはいかないかもね」等と
これまた呑気に「とにかく気を付けてね」と電話を切ったのが土曜の朝。
何をどう気を付けるのだ、何を準備せよの具体的な話もなく
通りすがりに会釈をするような気楽な挨拶で、よもやこの惨状になるとは。。
実家のある千葉県は広範囲で未だに停電。母とは家の電話も携帯もつながらず。
この暑さに涼む術もなく、どうしているか状況がつかめません。
会社(成田空港横にある)に缶詰め状態の
弟とはLINEがつながりましたが、どうやら弟の家も実家も
雨漏りがするということは屋根に損傷が??
流石に丸2日以上、停電していては冷蔵庫の中も溶けてきているだろう、
トイレも困るはず、浴槽に水をためて置くように言えば良かったかな、
でもバケツに汲んだ水をトイレまで運んで流す、等と言うのは
高齢の母にはムリ。詐欺電話対策ばかりに夢中になり
足元に忍び寄る高齢1人暮らしでの被災対策を疎かにしたこと悔やむばかり。
鉄道も道路も寸断されている様子、公共機関の支援がどの程度
高齢者をサポートしてくれているのかもわかりません。
改めて、何をどう準備したらよいか、私も考えています、
皆様のお知恵を私も聞きたいです。
ミカス Post author
いまねえさん
お母さんの状況は把握できましたか?
千葉県の被害はかなりひどいようですね。
千葉の方がSNSで「東日本大震災の時よりも大変だ」とコメントされていました。
特に停電。この暑さでエアコンや扇風機が使えないというのは本当に心配です。
自分の準備もそうですが、高齢の親御さんと離れて暮らしている人は更なる準備も必要ですね。
だけど、なかなかそこまで頭が回らないのが実情です。
離れた家族に対してどんな準備が出来るのか、みんなで考えたいものです。
いまねえ
ミカスさん
弟とのLINEで母の無事の確認ができました。
弟は相変わらず成田から出られないのですが
実家が土地を借りている大家さんに連絡とって実家の状況を
聞くことが出来たようです。
携帯はdocomo以外はつながらないという噂、
母の携帯はauなのですが、ダメでした。
市役所でも固定、携帯とも不通というところがあったので
情報把握と伝達の不自由さが思い知らされます。
幸いなことに親戚のほかに友人、お隣さんなど外部とのつながりが
多種にわたっている母なので孤立の不安はないものの
皆さん自分の事で精いっぱいでしょうし、
なにしろこの暑さなので。。
確かに東日本大震災の時もこれほど慌てませんでした。
屋根の損傷のほか、窓ガラスも割れたようです、
震災の時には無かった被害です。
どうやら道路が普及し始めているようなので
週末にベニヤ板とブルーシート他をもって帰省しようと思っています。
出来る範囲で家の応急手当をできたら、と思っています。
Twitterは功罪ありますが、このような時は高齢の母に代わり
情報把握ができるので助かります。
ミカス Post author
いまねえさん
お母さんの無事が確認できて良かったです。
とはいえ、諸々の被害の様子に身震いがします。
お母さん、不安でしょうね。心身ともにかなり大きなストレスを受けていらっしゃるでしょうから、いまねえさんが帰省してくださったらどれだけ心強いことか。
千葉県に住む友人が、一昨日の朝、車で出勤する際に撮った写真を送ってくれました。道路上に大きな木々が倒れ、風で飛ばされたものが散乱し、それはそれはすごいものでした。あまりのすごさに泣きそうになったと言っていました。友人は結局職場にはたどり着けず。
いまねえさんがおっしゃるように、SNSは功罪ともに持ち合わせていますね。便利である分、情報の取捨選択をしっかりとしたいものです。
アメちゃん
ミカスさん。おはようございます。
いまねえさん。ご家族がご無事でなによりです。
この暑さの中、停電と断水…つらいですね。
どうぞご自愛ください。
大阪も昨年の台風で、関空が缶詰になりましたね。
私の自宅や近辺はたいした被害はなかったんですけど
大きな自販機がうつぶせで倒れてたり、街路樹が根本から折れてました。
あのときは念のために、ガラス窓の内側からダンボールを貼りました。
あと、台風に関係なく普段からなんですけど
うちのマンションは、停電するとおそらく断水になるので
飲み終わったミネラルウォーターの2Lのペットボトルに水を入れて
10本ぐらい置いています。トイレ用に。
ほかにも災害時用のトイレ(ビニール袋と凝固剤のヤツ)も持ってるんですが
これは心理的に使いたくないなぁと思ってます。
あとはラジオかなぁ。
私はラジオっ子なのでいくつかラジオは持ってて、乾電池で聞けるもの。
停電でも聞けるので不安感が和らぐはず。
神戸の地震のときは、神戸の伯母と連絡がつかなくて
父が公衆電話から電話しました。
最近、携帯電話の普及で公衆電話が街からなくなってきましたけど
災害時を考えると、公衆電話は大事だと思います。
ミカス Post author
アメちゃんさん
そうか、マンションは停電すると水が供給できなくなるのですね。
自分が住んでいる建物、地域の状況、特色をきちんと知った上で準備をしておく必要がありますね。
そして、ラジオ!
私も、東日本大震災の時は揺れの直後に電池を買いに走りました。
電池で聞けるラジカセはあったのですが、ほとんど使わないので電池の予備がありませんでした。
結局、翌日の朝まで停電が続いたので、ラジオが唯一の情報源となりました。
もう一度、あの時困ったこと、不安だったことを思い出して準備を整えなくては。
災害時のことを考えると、確かに最近の公衆電話の少なさは不安ですね。
近所で公衆電話のある場所を考えてみてもなかなか思い浮かびません。
携帯、スマホはとても便利ですが、災害時にはいとも簡単に使えなくなるということを
心しておかないと。
個人でできる準備、自治体や国に考えてもらいたい備え、あらためて見直す必要があると思います。
いまねえ
アメちゃんさん、ミカスさん
ご心配おかけしています、今夜ようやく母と連絡つきました。
午後3時過ぎに実家周辺の電気が普及したようです。
直ぐに娘に連絡入れるか、と思いきや
溜まった洗濯を片付け、ご飯を炊いて、おふろに入って
はぁ、さっぱりした、ところで電話してきました。
子の心、親知らず・・というか。。安心しましたが。
電気の復旧まで時間かかる、と聞いていたので私の家に
母を連れてこようかと思っていたのですが
母には全くその気はありませんでした。
家屋の被害も聞くほどは酷くなく、割れたガラスは既に
修理にきてもらったという。。84歳、仕事が早い。。
その母と話していて思ったのですが、
先ず予想外に母が準備していて今回助かったというのが
災害用非常トイレセット。なぜこれを用意しておいたのか?
全く知りませんでした。断水はしていなかったのですが
別の理由でトイレが使えなくなり、この非常セットを使ったと
言っていました。使い方も説明してくれて、可燃ごみに
出すことが出来るんだよ、明日回収の日だから出す用意した、
とまで言うのです。。今はトイレ使えるので不便なしになりました。
それと前回帰省した時に雨戸が外れかかっているのを連れ合いが
直しておいたのですが、そのおかげで雨戸が飛ばずに済んだ、
とも話していました。で、結論として。
非常用トイレは用意しておいたほうが良い。
水も食料も大事、でも排泄関連が不自由なのも一大事です。
そして定期的な家周りの点検、これをしておいても
被災するときは仕方ないのですが、しておけば防げるかも、
ということもありますし。。
奇跡的に被害が小さかった実家ですが、
まだまだ電気の全面復帰までは
時間がかかるようです、道路の寸断もあるでしょう。
明日のわが身として、情報の共有と被災時に身を守る工夫などの
情報提供がもっと充実してほしいという思いもあります。
まず週末の帰省は予定通り行ってきます。
ミカス Post author
いまねえさん
ご報告ありがとうございます。
お母さん、良かった!
それにしても、電気の復旧後、まず、洗濯をして、ご飯を炊いて、お風呂に入ったお母さん。
生きていくための基本をしっかりとわかっていらして、しっかりと実行されていて、その逞しさに感動しました。美しい強さだなあ。
また、非常トイレの件、勉強になりました。
早速、どんなものがあるのか調べて、準備します。
家の周りの点検も。
とにかく今は、電気の全面復旧を祈るばかりです。
ここ2日ほど、関東ではゲリラ豪雨にも見舞われています。さらなる被害、犠牲者が出ませんように。