備え方がわからずに:小松菜と缶詰いわしの卵とじ
台風19号の被害に遭われた皆さんに、心からお見舞い申し上げます。
また、まだ氾濫の危険をはらんでいる河川もあるようです。台風が過ぎたからと言って油断は禁物。河川の近くにお住まいの方はしばらくその変化に注意をしてお過ごしくださいね。
今回の台風、かなり前から猛威を振るうとの予報が出ていて、そのための準備が呼びかけられていました。
私も、しっかり備えねば!と意気込んで台風対策を始めました。
まず、飲み水。運転ができない私が大量に買い込んでくることは無理!と判断して、Amazonで購入しました。木曜日に注文した時には、どの水も在庫がしっかりありましたが、台風による物流の滞りを予想したためか、翌日配送のものがない。なんとかひとつ見つけて注文をしました。
水が確保できたところで、金曜日には近くのドラッグストアとスーパーへ。
まず、既に家にあるランタンと懐中電灯、ラジオのために電池を購入。これは絶対に必要だということがわかっていました。
が、あと何を買えばいいのかがわからない。
2~3日外出ができなくなるかもしれない、もしくは物流が途絶えて品物が入ってこないかもしれないと考えると、何か食べ物を備蓄しておかなければと思うのですが、一体何が最適なのかが全く頭に浮かばないのです。
結局私が買った食料は、湯せんでも食べられるパックの五目ご飯、自然解凍で食べられる冷凍食品(停電になってしまえば自然解凍もへったくれもない)、そして漬物…だけ。
通常の食材は数日分ありましたが、停電や断水などが起きた場合、一体どんな食料が必要になるのかがなぜか思いつきませんでした。
思えば、今までにこれほど深刻に準備を考えなければならない災害に遭ったことはありません。もちろん、東日本大震災の時にも停電や物資不足などがあり、大変な思いをしましたが、それは災害が起きてからの事。必要なものは何なのかは(手に入るかどうかは別として)わかりました。
でも、今回は災害に見舞われる前にその準備をしなければならない。いかに自分の想像力が欠如しているかを思い知らされました。
台風当日は、通常の食材を使って通常の食事を作りました。
小松菜を煮ようと思ったのですが、いつもは一緒に煮る油揚げを買うのを忘れていたことに気づきました。もちろん、風雨の中、買いに出ることはできません。
コクが出ないよなぁと思いながらふと考えました。「アレを入れたらいいんじゃない?」
というわけで、今日の一品は『小松菜と缶詰いわしの卵とじ』です。
小松菜と缶詰いわしの卵とじ
- 小松菜は洗って水けをきり、5センチ位にざくざくと切ります。
- 卵を割りほぐしておきましょう。
- 鍋に、だし汁、酒、みりん、塩、醤油を入れて強火にかけます。
私は小松菜を煮る時は醤油は少なめにして、みりんと塩で味を出すようにしています。また、使うだしによっては塩分が高いものもあるので、それも気を付けて。 - 3が沸騰したら火を弱め、小松菜を入れます。
- 小松菜がしんなりとしてきたら、醤油味付きの缶詰いわしを汁ごと加えて2-3分煮ます。
- 2の溶き卵を鍋に回し入れてふたをします。この時、卵をかき混ぜないように。
- 卵にいい具合に火が通ったら出来上がりです。
いい具合というのは、皆さんのお好みでご判断を(笑)
今回の台風、皆さんはどんな準備をしましたか?
こんなに甚大な被害をもたらす台風は二度と御免ですが、こればかりは自然の仕業、どうすることもできません。
万が一「次」があった場合にできるだけ無事に乗り越えることができるよう、備え方についてきちんと考えなくてはいけませんね。
11月16日(土)に京都で開催される『カイゴ・デトックス』のオバフォーサイトからの参加募集が始まりました。
今までは、クラウドファンディングにご支援いただくことで参加申し込みを受け付けていましたが、クラウドファンディングのシステムが今一つわからなくて不安という方や、参加費を当日支払いたいという方は、ぜひこちらの申し込み方法をご利用ください。
オバフォーサイトからのお申込みについては、こちらにカリーナさんがわかりやすく書いていますので、ぜひご覧ください。
なお、クラウドファンディングからお申込みいただいた場合、カイゴ・デトックスへの参加に加え、メンバーからの直筆お礼状、カイゴ・デトックスin東京の議事録を収めたZine(ジン・小冊子)が付きます。サイトからのお申し込みも参加料は同じ5,000円ですので、クラウドファンディングからお申込みの方がお得ではあります。
ミカスでした。
はしーば
わたし、全く同じように感じて上陸前日に近所のスーパーを3件ハシゴしてウロウロ。
マンションの13階住まいで、停電したら死活問題なもんで、水だけは確保してあったんですが、やっぱり迷ったのは食料品でした。
停電→冷蔵庫→❌、冷凍保存→❌
てことは、作り置き→❌
結局、保存がきくインスタント味噌汁やTVで推奨していた素麺を1束だけ購入。
被害が全く無かったので、今は普通の生活が送れることに安堵しつつ、非常時の備え、まずは平常時からの心の備えが必要と痛感した一日でした。
ミカス Post author
はしーばさん
やはり苦労されましたか。
「考えられない」のか「考えすぎちゃって空回り」なのか…とにかく、非常時に落ち着いて対応できる人が羨ましい。
いずれにしても、お互い無事でよかったですね!