飛んで火に入る:豆苗の卵炒め
Out of the frying pan into the fire.
やっとの思いでフライパンから飛び出したと思ったら、なんのことはない
そのまま火の中へ落ちていく。
「一難去ってまた一難」を表す英語のフレーズです。
(一応、私、英会話を教えるのが仕事でして)
助走をつけてジャンプして、なんとかフライパンから飛び出したと
少しほっとしていたら、私、どうやら火の中へ落ちて行っているようです。
父の主治医(内科医)から、父を物忘れ外来へ連れて行くようにとの連絡がありました。さらに、整形外科の先生からは、足の衰えが思いの外進んでいるので、福祉用具のレンタルや住宅改装ができるように介護認定を受けてはどうか、とのアドバイスも。
ああ…。
一旦終わったと思った闘いが、また始まるようです。
祖母、母とお世話になったスーパーケアマネIさんにすぐさま連絡を取り、
必要な手続きのために動き始めました。
でも…。
やる気が起きません。
いや、介護にやる気なんて起こらないのは当たり前なんだけどね、
なんだかね、嫌なんです。
これから起こりうるであろう、やらなければならないであろう全てのことが嫌なんです。
介護に関するすべてのことが嫌なんて、それも当たり前だけど。
真から嫌なことって、何度経験しても”慣れる”ということはないのだなあ、と
つくづく思います。
経験しているからこそ、これからどんな面倒が押し寄せてくるかが予測できて、とてもじゃないけど平気になんてなれない。
願わくば、今度はキーパーソンではなくて、少し離れたところから、半分当事者のような、半分他人事のような気持で眺める人になりたいものだと考えています。
難しいことだとは重々承知の上で時々思います。
まるでおみこしを担ぐ時のように、介護の負担を、 関わる人全員が等分に背負うことはできないのかしら、と。
さて、今日の一品は、やる気が起きない時に便利なお手頃レシピです。
『豆苗の卵炒め』。
時にぎしぎしと筋っぽく仕上がってしまう豆苗炒めですが、炒める時にほんの少し水分を加えると筋っぽい仕上がりを回避できる、かも。
豆苗の卵炒め
- 豆苗は根の部分を切り落とし、7センチほどに切り分けておきます。
- 生卵を溶き、塩とこしょうで味を付けておきます。
- 深めのフライパンに油を多めに入れ、強火で熱々に温めます。
- フライパンに1の溶き卵を加え、強火のまま大きく混ぜます。
卵に6割くらい火が入ったら、フライパンから取り出します。 - 耐熱容器に、顆粒の鶏がらスープの素大匙1と水大匙2を入れて電子レンジで10秒ほど温め、混ぜ溶きます。
※スープと水の量はあくまでも目安です。豆苗の量によって増減させてください。また、水が多すぎると煮物に近い炒め物になってしまいます。
水分はあくまでも豆苗がギシギシに仕上がらないように加える湿度。
顆粒スープを水に溶いて加えるのは、ここで加えてしまえば味付けをしなくて済むじゃん、という怠け心からです。 - 卵を取り出した後のフライパンに油少々を足して加熱したら、1の豆苗を
加えます。 - さっと炒めて油が回ったら、5のスープ液を加えてふたをします。
- 豆苗がちょうどいい固さに炒めあがったら、4の卵をフライパンに戻し、
さっと混ぜ合わせて出来上がりです。
終わったばかりで何ですが、来月あたり、もう一回カイゴ・デトックスやってくれませんかねえ。
美味しいもの食べながら、誰かとこっぴどく愚痴り合いたいんですけど。
ミカスでした。
まるこ
あーー、なんかすごく分かります!
うちも父が歩行困難になり、今度はあんたかよっ⁉️って、思ってしまい、これからのこと考えるとキーパーソンじゃないけど、どよーんとしてしまいます。
来月のカイゴ・デトックスに一票❗
毎月開催してほしいわ、ほんとに。
ちゃま
あぁ…、本当にそうですね。
当の本人が自分で手続してくれたらいいのですが、そんなことは出来ないと分かってます。
どこでお世話になるとか、何を借りるとか、決めた後のあの書類、何度も同じことを書いて、印鑑を捺して。
それが終わったら、そこからまた書類の内容の事が始まる。
介護されてる本人は、神輿の上で過ごしている。
解放されなくて、逃げ出したくなる。
自分がやるしかないけど、逃げたいです。
ミカス Post author
まるこさん
本当にどよーんとしますよね。
いつまで続くんだよ⁈って。
カイゴ・デトックス、さすがにあのレベルを毎月は難しいですが、ある程度の人数参加者が集まってくださるなら、隔月くらいでデトックスお茶会を開催できないものかしら、と考えたりして。
ミカス Post author
ちゃまさん
あの、諸々の手続きのたびに何度も繰り返さなくてはならない、署名→捺印→署名→捺印の無限ループ!
まるで自分が、署名捺印マシンになったかのような気分です。
常に頭の片隅に介護のことが引っかかっていて、それを思い出すと一瞬で心がどすんと重くなる。
逃げたいですね。
きゃらめる
ミニミニ版カイゴデトックスいいなぁ〜
ご馳走はなくていい、ファミレスのドリンクバーでも、ファストフード店でも、なんなら駅コンコースのベンチで缶ジュースでも(笑)
あんなにスッキリした筈なのに、毒が溜まるスピードの恐るべき速さ!
ミカス Post author
きゃらめるさん
デトックスお茶会、やれたらいいですねぇ。
お茶とおやつで毒吐きトーク。
月1くらいの頻度でやらないと、毒の蓄積にデトックスが追いつかないです(泣)
つまみ
はいはいはい!
きゃらめるさんのプラン、賛成の賛成なのだ!!!
私も、京都からこっち、また一気に毒が溜まっております。不快です、吐き出したいです(>_<)
ミカス Post author
つまみさん
月いちで、茶飲みデトックス、やっちゃおうか?
毎月、私が探し出した銘菓を『今月のミカスいち押しおやつ』としてお出しして、
それを食べながら、お茶を飲みながら、毒吐きするの。
10人ほどでこじんまりと。どうでしょう?
つまみ
>私が探し出した銘菓を『今月のミカスいち押しおやつ』としてお出しして
いいわあ♥(そこかいっ!しかも、われわれはLow carb sister なのに(^^;))
ミカス Post author
つまみさん
月に一度の毒吐き&糖分注入くらいは良しとしましょう。
kokomo
ミカス様、私も遅まきながら介護に片足をつっこんだような状態になりました。
私は晩産なので、絶賛子育て中。子育てと介護、乗り切れるのか??
デトックスお茶会、いいですね~。
ミカス様セレクトおやつには、デトックスにぴったりのドクダミ茶で。
ミカス Post author
kokomoさん
こればかりは「こちら側へようこそ!」とは言えませんね。
しかも、子育てと介護が重なってしまうとは。
大丈夫!とは言えませんが、少なくともオバフォーのメンバーにも読者さんにも介護経験者がたくさんいます。
しんどさや、それによって湧いてくる毒を理解できる人がたくさんいますから、
辛くなったらいつでもコメント欄に書き込んでくださいね。どーんと受け止めますよ。
ああ、やっぱりデトックスお茶会の開催を真剣に考えなきゃ!