第158回 このフレーズが好き!2020
つまみ:
チチカカ湖は楽しくやってるんだけど
たまにテーマに息詰まる。
150回以上やってると、そりゃあねえ。
で、参考にしようと過去のを見たら、
2014年の 第124回 このフレーズが好き
に行き当たり、これ楽しかったなと
6年のスパンで再登場。
知らないで再登場させてるの、他にもあるかもしれないけど
気がつかなきゃ、ないってことで。
「たられば」って美味しそうだよね。
個人的にレバーは苦手なんだけど
めったに聞かないこの言葉の不意打ちを食らうと
とっさに思うのは「白飯が食いたい」です。
あとさ、食つながりで言うと
「あごあし」と「あごだし」って似過ぎてない?
あごあしつき、なんて最近は言わないのかもしれないけど
スーパーでお味噌の隣のあごだしを見ると
一瞬「食事も旅費も向こう持ちか」と
向こうのアテがまるでないのに思っちゃう。
どっちもひらがなのせいかな。
あ、フレーズじゃなくて単体になっちゃった。
軌道修正、よろしく。
まゆぽ:
6年前の「このフレーズが好き」を読み直して、
「馬鹿も休み休み言え」でまたツボにはまって大笑いしたよ。
もっと使ってみようと再決心。
「あごあし」と「あごだし」問題は、
さらに「あとだし」も頭に浮かんできて、ありがたいやら
美味しそうやらずるいやらの不思議な味わいになった。
で、もう一回好きなフレーズについて考えてみた。
今回は「猫も杓子も」だな。
「なんとかもなんとかも」ってけっこうよく使うんだけど、
「身も心も」「寝ても覚めても」の泥沼恋愛系とか、
「身も蓋もない」「箸にも棒にもかからない」のどうしようもない系とか、
考えるといろいろ深いフレーズがあるよね。
でも、「AもBも」ってときのAとBは
対になってるもの(身と心みたいに)か、
似てるもの(箸と棒みたいに)なのに、
なぜ 猫 と 杓子? と思わない?
似てるか? ペアか? 猫と杓子。
無理無理考えて、手足をたたんで寝てる姿が似てるっちゃ似てるかも。
頭が小さいが。
あるいは、杓子は役に立つが猫は立たないっていう反対語なのか?
そりゃあ盲導犬や警察犬と比べれば猫の立場は弱…くもないね、
最近は猫カフェで働く猫もいるし。
ま、いろいろ考えさせられるフレーズではあるので、
「猫も杓子も、馬鹿は休み休み言えよ!」を
今年後半は使っていこうと思います。
って、勝手に締めてる?
つまみ:
猫も杓子も問題、こっちが合いの手を入れる前に
自己完結してておかしい。
今回、まゆぽさんから来たメールの雑談部分に
会社の人が「いいお知らせと悪いお知らせがあります」と言ったとあって
脳内豆電球がパカッと点灯しました。
実際に言う人、いるんだねーと。
私も一度使ってみたいけど、けっこハードルが高いと思う。
私の今年後半の目標は、これを使うってことで、夜露死苦(死語)!
まゆぽ:
その人、「いいお知らせと悪いお知らせ」をけっこう頻繁に使う人なんだ。
もう慣れちゃってて、普通にスルーしてたけど、
今後聞くことがあったら脳内豆電球点灯させることにするね。
もう1個、昨日聞いたフレーズが懐かしくていいわぁと思ってるんだけど
「しゃっちょこばる」ってヤツ。
死んだじいちゃんがよく使ってた気がするんだ。
調べてみたらやっぱり「しゃちほこ張る」の口語変化らしい。
「しゃちほこのように固くなる」ね。
どっちかって言うと「しゃちほこのように頑張る」って意味で使いたいなあ。
「今月のチチカカ湖もしゃっちょこばるぞー!」って
気合い入りそうだと思わない?
つまみ:
「しゃっちょこばる」、私には、気合いより可愛く聴こえるー。
ちょこ、のせいかな。
おちょことか、おっちょこちょいとか、ちょこまか、とか
ちょこが入ると、なんか憎めないイメージ。
あ、ちょこざいな小僧ってのもあったな、赤胴鈴之助のキャッチコピーだっけ?
いいな、ちょこざいも。
ってことで、今月のチチカカ湖は
「ちょこざいなおちょこを落とすようなおっちょこちょいでも
ちょこまか動いてしゃっちょこばるぞー」で、どう?
まゆぽ:
ガッテンちょこの助!
By つまみ&まゆぽ
「布イラスト」の画像は、布絵作家・佐藤知津子さんの作品です。今回の猫の布絵がついた布バッグも販売しています(こちらです→★)
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