社会科見学
12月になったとたんに職場で流れている有線がクリスマスの曲になっていました。今年もラストスパートですね。
今のマンションに越してから両親がよく遊びに来るようになりました。「明治神宮と表参道に行きたい」「谷根千に行きたい」とか「銀座から築地に歩きたい」などTVで見たところに、私のマンションを拠点として遠征に来るのです。
10月にも私の休みの前日に電話がかかってきたので「今度はどこに?」と尋ねると「国会議事堂」。詳しく聞いてみると茨城に住んでいる叔父夫婦が、少し前に東京名所巡りのバスツアーで国会に行ってとても良かったと話していたらしい。
母の話では入場も無料で当日受付で大丈夫とのこと。ちょっと面白そうだったので私も一緒に行くことにしました。国会議事堂に行くなんて小学校以来40数年ぶりです。小学生の社会科見学で国会議事堂に行った時は、地元選出の議員さんが出迎えてくれて「○○議員さんと会いましたとお家の人に話して下さいね」と間接的に選挙活動をしていましたっけ。
地下鉄の国会議事堂前駅で降りて地上に出るとすぐに衆議院の見学受付口がありました。まだ見学時間まで小一時間あったので、少し歩いて参議院の見学受付口に。そこで見学申し込みをした後に今回の私のミッションに取り掛かりました。
そのミッションとは国会議事堂の郵便局に行き、白ヤギさんに風景印のハガキを送ること。国会議事堂の郵便局は2つあるらしく、誰でも利用できる郵便局と国会議事堂に入れる認証を持っていないと利用できない郵便局。私の場合は誰でも郵便局一択です。
郵便局の入り口はあまり広くもなく、ドアに国会内郵便局と書いてなければ町の小さな郵便局と変わりません。お客さんもほとんど居ないな~と思っていたら、その後近くの議員会館の職員らしき人たちが大量の封書を持ち込んでいました。
今回はよく郵便局にあるポスト型の郵便はがきの国会版があればいいなと軽く期待して、ハガキも切手も持参しませんでした。するとポスト型はありませんでしたが、国会議事堂型のポストカードがあったのでそれを購入。その場で書いて風景印をお願いしました。
その後まだ時間があったので売店で記念の品などを買い物をして、手荷物検査を受けて見学が始まりました。警察官の方がガイドになり議事堂建築や施設についてよどみなく説明してくれます。同じ時間帯の見学者の中には外人さんもいましたが、議会場の中では英語の音声ガイドもあったので、日本に来た外人のお客さんによっては喜ばれそうです。
恥ずかしながら初めて知ったのですが、TVで見る会議場の天井は唐草模様を配したステンドグラスでした。国会議事堂を建設する際にほぼ国産の資材で作られたそうですが、3つだけ輸入品が使われたうちの一つがこの天井のステンドグラスの材料だそう。
議員さんの席もコロナ後は感染に留意して一人一の席の距離を広くしたそうです。でもそうなると快適すぎてさらに居眠り議員さんが増えそう。たまにTVのニュースでイギリスの議会の様子を見ることがありますが、満員電車の座席のようにみっちりすし詰め。その映像を見るたびに日本の国会も見習えばと思っちゃうんですけどね(脱線)
議会場の後は議事堂内の見学です。立派な床や柱の大理石も木材もすべて国産だと思うとちょっと誇らしい気分になります。
ガイドさんについて更に進んでいくと廊下にポストがありました。説明によるとこのポストも輸入した3つのうちの1つでアメリカ製だそうです。各フロアーの同じ場所にあり投函すると内側のパイプ?を通って下に貯まる仕組みらしいです。
こうして両親も私も大満足の国会議事堂見学。次に行くときは衆議院を見学したいなぁなんて思ったり。ここに書いたことは見学したうちのほんの一部です。政治の現場の見学、お勧めです^^