にゃんこの歯①
10月に入り少し過ごしやすくなりましたね。まだ残暑が厳しかった先月の後半に、また一つ年を重ねることが出来ました。そして定年にも一歩近づいたのですが、体力と能力の限界を日々感じて、あと数年なのに定年までの道のりがとってもと~っても長く感じています。

寂しい独り暮らしの私ですが、誕生日には白ヤギさんやにゃんこ先輩や友人からバースデーカードを、義妹や義母からもおめでとーコールを頂きました。しあわせ~^^

もうこの年になると自分にプレゼント!とかはないけれど、今年のお誕生月最大の出費は猫2匹全身麻酔での全抜歯手術、30万円にゃり~。

ふぇんふぇんさん家のバトー君が歯にご苦労されている様子は、本当に他人ごとではありません。ただ猫は基本食べ物は丸のみだし、賢いワンちゃんのようにしつけて歯のケアなんてさせてくれません。なので歯周病が出たら(もちろん寿命まで出ない子もいるんですが)抜歯一択だということを先代のじーさん猫(享年23歳)に教えられました。
じーさん猫は7歳の時にひどい歯周病で食事が取れなくなり、いえ食事が取れなくなってちょっとお口の中を覗いたらひどい歯周病だったのです。そして手術で歯を抜いたらステージが上ってご長寿猫の仲間入り。その経験を今の猫たちにも活かそうと、フードはドライのみ、時々嫌がるお口の中を指でこじ開けてチェックをしていました。

我が家の推定年齢8歳のマンちゃんは最近歯肉が腫れてきていてそろそろかな~と考えていた8月半ば、推定年齢6歳のおもちが目の前で大きなあくびをしていました。あれ?上あごの犬歯が1本しか見えない!驚いて口をこじ開けると右側の犬歯が根元から折れてるし、奥の方はマンちゃん並みに歯周病も進んでる!おもちも残念ながら歯周病タイプでした。
とりあえずネットで調べたペットクリニックに2匹の診察の予約を入れました。運の良いことにタクシーで片道2千円くらいのところに歯の治療に力を入れているクリニックがあったのです。
診察当日、洗濯ネットに入れて背負うタイプのキャリーに入れたとたんに、おもちは帰ってくるまでずーっと鳴き続けたんです。タクシーの運転手さんは暑いせいですかねとクーラーの送風を強くしてくれたり、急ぎますねとサービス満点。このタクシーを止めた時も実は回送車だったのに、大きなキャリーを1つ背負ってもう1つを両手に持ってふらついてる私を載せてくれたのです。おつりを感謝のチップにするために久しぶりに現金で支払いましたよ。

一方マンちゃんは手持ちタイプのキャリーに入れられて始めこそ鳴いていましたが、玄関から出たとたん鳴き止み存在感を消しました。野良猫生活が長かったマンちゃんは危機管理能力が高いのです。お外でそんなに鳴いてたら体力も使うしお腹も減るし、ヤバイ敵(悪い人間)にも見つかっちゃいますからね。
予約したペットクリニックはビルの間のちいさな建物でしたが、白を基調とした清潔感のあるクリニックでした。クリニックによっては物販でフードやおやつを店頭に置いていたりしますが、そういう物が一切なくて気持ちよいくらいシンプル。ミニマリストか。

いろいろなアクシデントを想定し、仕事の日と同じ時間に起きて早めに出発したら予約時間よりもずいぶん早く到着。待合室には私ぐらいの年齢の2組のご夫婦がそれぞれトイプードルをつれて待っていました。2組ともオシャレで持ち物からも生活の余裕を感じます。
それぞれのご夫婦の会話を聞いていると、どちらも午後から手術を受けるために来院している様子。1組目のトイプーちゃんの受付が始まり「ちゅーるは朝7時が最後です」とトイプーママが申告しているのを聞いて、ワンコにもちゅーるがあるんだ!という感想と全身麻酔前の絶食があんまり必要がなさそうで少しホッとしました(情報収集)
受付が終わり診察室に一組目のトイプー家族が入ると、2組目のトイプーママンが「あの子(一組目のトイプー)ずいぶん大きかったわね~。トイプーじゃないんじゃない?」と笑いながら軽くディスり始めます。確かに柴犬くらいの大きさの我がままボディではありましたが、スタンダードプードルには小さすぎるでしょと心の中で突っ込む私。

だって我がままボディのトイプーちゃんはにこにこ顔で可愛かったんですよ。ディスっているトイプーママンの子は本当に小さくてずっとプルプル震えています。その後小さい方のトイプーちゃんも受付をしましたが、ママンに似ずに繊細らしくw今朝下痢をしちゃったとのこと。結局小さい方のトイプーちゃんの手術は延期に。よその子をディスるからですよ~。
なんてワンコたちや家族を観察している間もうちのおもちは鳴き続けています。やっと私たちも診察に呼ばれました。2匹を見た先生は「おや、さくら猫(去勢済みの地域猫は耳の先をカットされていて桜の花びらのようだから)さんですね」とにっこり。なんか良さそうな先生じゃないですか。
診察の結果、2匹は種類は違うけど歯周病で手術をした方がいいとのこと。おもちの犬歯も折れたのではなくて歯周病で溶けてしまったようです。費用はだいたい1匹15万円。早くて来週には手術は可能。私のスケジュール的にも大丈夫だったので2匹一緒にお願いしました。
先ほど情報収集した手術当日は朝7時までご飯は食べさせていいみたいですねと先生に確認すると、「ちゅーる」ならいいですよ。我が家の子たちは「ちゅーる」をあげても食べないんです。それなら前日の夜から絶食ですと先生。
え~っ、絶対無理!特におもちは無理!だって彼は食欲魔猫だから。毎晩2回は寝ている私を起こして真夜中にカリカリを食べているんです。お皿にカリカリが盛られていても私がお皿のそばに来ないとカリカリはないと信じているんです。こんな感じでずーっと鳴き続けるおバカで本当にしつこい男なんですよー。
手術の最大の難関はおもちの絶食。帰りのタクシーの中で鳴き続けるおもちをあやしながら、ちょっと困ってしまった私なのでした。