いっしょにいたい人たちと、いっしょにやりたいことをする人生・・・KEIKOさんの記事と新連載。
最近思うのですが、わたしは、「人」より「こと」に関心があるようです。もっとはっきりいうと「わたしと別の人で何かを生み出そうと、ああでもないこうでもないと話している時間」や「生み出そうとして交わされている、たくさんの言葉」、「そうやって生み出したこと」が愛おしくて好きなのです。
わたしと誰かとの間に、お互いから等間隔の「何か」があり、その「何か」について語りあう関係が好きです。
このウェブマガジン・オバフォーも、わたしにとってはそういう「何か」なんですよね。わたしと誰かの間に「オバフォー」が、できれば等間隔で存在して、そのオバフォーを真ん中におきながら、「オバフォーってこうだよね」「こうしたいよね」「こういうのがあったらいいよね」「それはオバフォー的にはよくないんじゃない?」などと語りあいたい。その語り口を通じて、その人への信頼も築いていきたいと思います。
等間隔であれば一番、居心地がよく幸せだなあ。
オバフォーを例に出しましたが、そのほかのこともそうです。ぐっとこちらに寄せられて「あなたが考えるものでしょ」といわれるとちょっと寂しい。現実には、そうならざるを得ないことも多いから受けとめますが、これまで生きてきて思うのは、「あらゆるものとの距離の取り方」は、その人の「生き方のクセ」を端的に示すと思います。
今日は、月に一度の「KEIKOのデコボコな日常」が公開されています。タイトルは、「夢のバリアフリー映画館の実現まであと少し」。夢の映画館とは、「いつでも音声ガイドで映画が楽しめる空間、見える人も見えない人も小さい子と一緒のお父さんやお母さんも、車いすを使っている人も…、もちろん、普通に映画が好きな人も一緒に心地よい時間が過ごせる」映画館のことです。一人の若い女性の思いからはじまった活動もまた、そこに関わる人々の「真ん中」に等間隔で存在し、大事に育まれてきたのでしょう。よかったら、記事で詳細をごらんください。→こちらから
また、木曜日には、人気の「お悩み相談 出前チチカカ湖 モノのはずみでモノは相談」を月亭つまみさんと連載してくださっているまゆぽさんの連載もスタートします(月に1回)。まゆぽさんは、シリトリアという小さな会社の社長さんなんですが、「会社ってこうでしょ」というイメージを覆す誕生から現在までの愉快な経緯。これもまた、シリトリアと名づけて「会社」にしてみた「いっしょにいたい人たちといっしょにやりたいこと」が、ずっと真ん中にあったんだなあと思わせてくれて楽しいです。
自分以外のだれかとの間に「何か」があり、それを等間隔に見守りながら育てる。人生に必ずしも必要じゃないかもしれませんが、そういう「何か」があったほうが苦労も増えるぶん、ちょっと幸せな気がしています。
オバフォー公式ツイッター&フェイスブックの「中の人」が増えました。
れこさんに加え、権太さん、桜子さん、爽子さん、じじょうくみこさんが、それぞれの口調でお知らせしたり、つぶやいたりします。フェイスブックも、わたしと由美子さんに加え、慶子さん、爽子さんが登場します。これを機にフォローなどなどプリーズ。
オバフォー公式ツイートはこちら。フェイスブックはこちらです。
まゆぽ
カリーナさん、新しい連載のプチご紹介、ありがとうございます。
「等間隔」な存在、心地よさ、言われてみて、そうだ〜と納得です。
理想的ではあるけれど、実は、意外に現実には存在しにくいネッシー系かも。
でも、自分が感じればいいんですよね、おっ、今等間隔じゃんって。
カリーナ Post author
まゆぽさん
わあ。コメントありがとうございます!
わたしが「シリトリア、いいなーー」って言っていたのは、
そういうところなんだな、って自分で発見したんです。
だから書いてみました(^◇^)
等間隔は、理想郷ですよね。
難しいです、とっても。
でも、そう思っていることがシリトリアがなんだかいい会社であり続けるキモな気もします。
オバフォーもがんばる!