「KEIKOのでこぼこな日常」のKEIKOさんと会って楽しかったこと、感じたこと、いろいろ。
今日、新しい記事が公開されているKEIKOさんとは、1週間前の「オバフォー祭り」で初めてお会いしました。
視覚障害のある人としっかりお話するのは初めての経験です。でも、気をつかう間もないほど会話をするのが楽しくなってしまって「そういえば、ものすごくたくさん映画を見られていますよね。そうそう、あの映画『FAKE』ですが…」と一気にまくしたて「あ!今、話しているのはカリーナです。すみません。で、あの映画ですが…」と早口で話しつづけたり、「えっと、この料理は、豆腐かな。豆腐じゃなくてはんぺんかな。どうだろ、で、さっきの続きですが・・・」とこれまた料理についても早口でおざなりに説明したりしました。夢中になると出てしまうわたしの自分勝手なクセです。
そのあと、KEIKOさんから原稿が届いたのですが、読んでいるうちにあの場の「音の環境」がよみがえってくるような気がしました。40名以上の人々の話し声や笑い声、ときにはマイクを使って響く声、咳や鼻水をすする音、移動する足音、椅子やテーブルの動く音、グラスや皿の立てる音、キッチンの調理音・・・などなど。何とも複雑で情報量の膨大な音空間です。
「はて?」と思う人に声をかけられ駅から職場までの道のりを歩くようなときは、まずは誰と話してもおかしくない話題、例えば天気のことなどを話しつつヒントを探して行きます。それで「ああ、そうかそうか、〇〇さんだ」と自信がもてたところで、急に話が発展したりすることもあります・・・
と今回の原稿にその繊細で温かい気づかいについて書いておられて、「ああ、わたしにも、その気づかいをしてくださったのだなあ」と改めて気づきました。
次からは、「まず落ち着いて最初に名乗ろう」と思ったのと同時に、「音の景色」にもっと意識を向けてみたいとも思いました。その「森」を自分も耳を澄ませて、探索しながらゆっくりと歩いてみたい。
KEIKOさんの「この人は誰かな?」、ぜひお読みください。こちらの記事も、とても親しみやすくわかりやすいのでオススメです。今週もカレー記念日は、ありとあらゆる角度から「加齢」を嘆き、笑い、わかちあってます。毎日、ポチッとのぞいてくださいね。投稿も待ってまーす。
KEIKO
カリーナさん。私と会ったときのことを書いてくださってたんですね。今、気づきました。(笑)
カリーナさんに話しかけられたときは既にお声と関西アクセントで認識できてましたので大丈夫!
話があちこち飛んでしまったりすることはあんまり気になりませんんし、楽しくおしゃべりしてるときはへんに気遣いなんていらないと思います。でも、話の途中で目が何かに奪われて急に転回しちゃうと「あれ?」と思うことはあるかな?見えるってすごいなあって思う瞬間でもあり…。
まあ、慣れない内は名乗っていただき、その場を離れるときには「また後で」とか「トイレに行ってくる」とか言い置いていただくことくらいかな?