「今すぐ購入~購買意欲は、こうして操られる」を見たら、ほんとに恐ろしくなった話。
こんにちは、カリーナです。
ネットフリックスのドキュメンタリー「今すぐ購入~購買意欲は、こうして操られる」を見たんです。
大量消費社会の問題は、もう、ずっとずっと言われてきて、何なら、1960年代生まれのわたしでさえ生まれてから今日まで、それらの問題と(見て見ぬふりをしたり、心ある企業に任せてるつもりになったり、ちょっとリサイクルしてみたりしながら)並走してきた感があります。
でも、そんなレベルじゃなかった。ネットの普及で何倍とかのレベルじゃなくて、すごいことになってました。
ほぼ冒頭にこんな解説があるんですよ。( )内はわたしの心の声です。
「GAPは年に12000点の新商品を生産している」
(そうか。多いな)
「H&Mは、25000点」
(多すぎだろ、H&M)
「ZARAは、36000点」
(え、H&Mより多いのか)
「そしてSHIENは、約130万点だ」
(えええええええーーーーー!ちょ、ちょっちょ、待って。ひゃくさんじゅうまんーーーー!)
その後にインタビューに答える人が、「実際にはもっと生産してると思うよ」
やばい、やばい、やばい。
SHIENは、幼児用の服から許容量以上の鉛が見つかったり、発がん性物質が見つかったりと安全性が問題視されてますが、それにしても、この生産点数!!もう、暴れ売りというか狂気の沙汰。
SHIENだけじゃないでしょう。こういう作り方と売り方、もっとあるよね。
さらにしばしば見かける「古い服をリサイクルに持って来てくれたら、500円のお買物券」の行く先が、ガーナでの大量廃棄だということも知り、なんというか…。ガーナの本来は美しかったであろう海岸を埋めつくる色とりどりの服!スニーカー!あああああ。
ファッションだけでなく、スマホなどの電子機器の問題も深刻で、ひどく落ち込みました。(有害物質てんこもりのスマホをタイのおばちゃんたちが、外で、素手で、まるで海産物を扱ってるみたいに無防備に解体してた)
結論はあまりにもあたりまえで今さらなんだけど、消費者として、もうちょっと考えないといけない、わたし。
まず、買い方な。自分の欲望との付き合い方な。
そういうわけで(つながりがちょっとおかしいけど)今週もオバフォーはコツコツと更新します。時間のあるときに遊びに来てください。待ってまーす。