Posted on 2023年10月21日 by ずん

はじめての一人旅、しまなみ海道！

マメオ君の入所予定も半分以上が過ぎました。欲張りな私は色々と予定を詰め込んでいます。前回のユーミンライブに続き、今度は旅に行ってきました！今回の入所が決まった時に絶対にどこかに旅行すると自分の中では決めていたのですが行きたいところはいっぱいあってどこにしようか悩んでいました。一人旅とはいってもこの数年まともに旅行もしていないのでおひとり参加できるツアーを検索。すると「しまなみ海道サイクリング、電動自転車をお約束！」急遽追加日程決定！の文字が飛び込んできました。しまなみ海道は以前テレビで見た時に絶対にいつか行きたいと思っていた場所。今回もいくつかのツアーを検索していたのですが橋の上をウォーキングやバスで通るコースはあってもなかなかサイクリングのツアーはありませんでした。あってもお値段が高くどうしようか悩んでいたのですが昼休みに検索中に探したこのツアー。正直予算はかなりオーバー、でもせっかく行くなら自転車で横断したいと思っていたのでピッタリのツアー。人気があるようでどの日程もキャンセル待ちが多い。急遽追加になったこの日程もきっとすぐに満席になるだろう。と思っていたら「ポチッ」と押していました(笑)そんなわけではじめての一人旅に行ってきました！

今回は羽田から広島まで飛行機で移動。1日目は朝早く羽田空港に集合。添乗員さんに名前行ってチケットもらったら出発までは自由。なんといっても飛行機も久しぶりしかも一人。平日の朝早い時間は飛行機に慣れていそうなビジネスマンが多い。多分周りからみたら挙動不審のおばさんに見えたかもしれない。広島空港についてからは今回のツアー参加者と合流しバスで尾道へ向かう。今回は１５人の参加でおひとり様参加は３名とのことだった。

尾道についたらとりあえず昼食。席はおひとり様参加者は同じテーブル。この時はまだほぼ無言でした。その後着替えていよいよサイクリングのスタート。添乗員さんの他に地元の観光協会の方がサポートで走り、荷物は車に乗せて同じルートを走ってくれるので本当に助かりました。１日目は尾道から因島まで約２３キロほどのサイクリング、天気もよくて最高でした。が１日目にしてお尻が痛い。明日はこの３倍ほどの距離、大丈夫かな？

この日の夕飯は一斉スタートおひとり様同士でたわいない会話をしながらの食事も楽しい。私以外のお二人は何回も一人で旅行されている方で聴くこと全てが新鮮だった。

さあ２日目「今日は60キロ以上走るからとにかく荷物を減らしたほうがいいですよ」ということでリュックは車に預けてちいさなポーチに財布とスマホだけいれてスタートした。途中の休憩場所では車も停まっているので必要なものはすぐに出せる。それもこのツアーのいいところだ。2日目もいいお天気、暑くもなく寒くもなく見渡す景色はどれも美しく夢の中にいるようだった。荷物を軽くした効果でお尻の痛さもそこまで辛くなかった。

ゴールのホテルに着き、サポートメンバーが挨拶した時には思わず涙がでました。

この日の夕食はフレンチのフルコース、またおひとりメンバー3人でお話ししながら楽しく会食しました。おひとりはひ孫もいらっしゃる83歳のおじいちゃん。数年前に奥様を亡くされてからはおひとりでいろいろなことに参加されているとのこと。お元気でびつくりでした。もうおひとりは私より少し若いぐらいの女性。独身かと思っていたらご結婚して30年以上。お子様はいらっしゃらないとのこと。不妊治療もされていたとのことですが40歳ぐらいで断念してその後は夫婦それぞれ自分なりの楽しみ方をしているとのこと。おじいちゃんの「不妊治療はしたの？」からそんなお話になり、ご本人も「仲いい友達にも話さないことを話しちゃいました。」と言っていました。それが旅の一合一会のいいところかもしれません。辛かった話しって誰かに聞いてほしいこともあるけど、同情とかされたくない。多分もう2度と会うことがない人だからなんとなく話せる。おじいちゃんの発言も職場だったらセクハラになりかねないけれど、2泊3日最後の夜。3人それぞれ身の上話しもしながら楽しい時間を過ごしました。部屋に戻ればおひとり満喫。2日目は豪華なホテルのツインルームでリッチな気分を味わいました。

3日目はバスで来たルートを戻りながら途中で観光。この日も最高のお天気。しまなみ海道に別れを告げるのがとても寂しかった。他の参加者の方も添乗員さんもとても気さくなかたばかりで最高の旅行となりました。

マメオ君の介護が始まったと時にもう旅行はできないとさえ思っていたけれど人生はどこにチャンスがあるかわからない。雨女返上の最高のご褒美でした。

前回のユーミンライブ、今回の旅行、どちらもマメオ君には内緒。そして多分これからも話さないつもり、どちらも私が実行したかたったことであり、マメオ君と二人で実行したかったことではないから、だから正直罪悪感もあまりありません。罪悪感もつと楽しかった旅行の思い出も辛くなりそうですからね。いつかマメオ君と温泉にいくことが二人の大きな目標です。

マメオ君はあと1か月で戻ってきます。

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