第42回 自分の枕元本(まくらもとぼん)はほぼ日だった!?の巻
何度もカミングアウトをしている気もしますが、私は、今から11年前の2003年夏に日本テレビ系列で放送された「すいか」というTVドラマのヘビーユーザーです。
マニアとかフリークという言葉より、自分の中では「ヘビーユーザー」という語がしっくりきます。
夏になると決まって「すいか」が見たくなり、今年も、真夏日が突然到来した先週、早速見てしまいました。
トータルでもう何回見たかわかりません。
でも、でもです。
ともさかりえ扮する亀山絆の飼っている綱吉という名の猫のキャットフードが、ロイヤルカナンというメーカのものであることは、今回初めて知りました。
エロ漫画家である絆が、自分の顔に付いた綱吉の毛をさりげなく払うしぐさや、市川実日子演じる下宿の大家のゆかが、綱吉に独り言の同意を求めて無視され舌打ちすること、に激しくシンパシーを感じたのも今回が初めてです。
それもこれも、自分が4月から猫を飼い始めたゆえの発見。
今までそれらのシーンは流していたし、猫を飼わなかったら共感を覚えたりしなかったでしょう。
今回の「すいか」視聴で、同じドラマや映画や本や音楽でも、そのときの自分の状況(環境や年齢や仕事)で感応&反応する箇所は違うのだ、とあらためて実感しました。
そして、それこそが映像や活字や音に触れる醍醐味だと思いました。
私はよく図書館で本を借ります。
経済的にもスペース的にも、読みたい本を全て購入する余裕がないせいです。
私の図書館利用法は概ね
webで読みたい本を予約する ⇒ 順番が来たら返却日まで読む ⇒ 返す際にまた次の予約本を借りる(そのタイミングで予約の本が借りられないときは書架を物色して選ぶ)
というパターン。
そこに、一度読んだ本が組み込まれることはほとんどありません。
これだと、「自分の状況の変化による新しい発見」の機会は訪れないことになります。
それ以前に、本を読むことが賞味期限付の消費活動っぽくなるというか、つい「読んだ」という事実に価値を置きたくなるというか・・なにか道を間違えそう。
なにかってなんだよ?と言われてもうまく説明できないのですが。
そんなわけで、
①いち早く読みたい新刊
②特別な感情を持っている書き手の本
③何度も開きたくなる予感がする本
④一度読んで手元に置きたくなった本
はちゃんと買おう、と思っています。
要するに、①を図書館に求め、早く新刊を借りることに血道を上げたり、②アツく語るくせにリスクは一切背負わない読者だったり、③や④を「図書館で何度も借りればいいんじゃね?」にしてしまうことが、自分にとっては「道を間違えてる」ことのような気がするのです。
・・なんか私、あたりまえのことを偉そうに書いてるような、極論を正論にすり替えているような・・。
とにかく、ちゃんと購入し(笑)、常備して寝る前などによく開いている、いわゆる枕元本(まくらもとぼん。ネーミングby私)は
『私の10年日記』(清水ミチコ
『みちくさ道中』(木内昇)
『富士日記』(武田百合子)
『三時のわたし』(浅生ハルミン)
『For Everest ちょっと世界のてっぺんまで』(石川直樹)
などなどです。
あれ?このラインナップ、ほぼ日記じゃない!?
略してほぼ日。
日記って、どこから読んでもいいし、読書の区切りがつけやすいから、枕元本には最適なんですよねえ。
でもでも、自分が手元に置きたい、買いたい本の基準ってそんな単純なことだったのかと思うと、ちょっとショックのような・・。
by月亭つまみ
※どうでもいい小細工ですが、3枚めのとっちらかった画像だけクリックすると拡大できます。猫が写っています。
こんなブログもやってます♪→→「チチカカ湖でひと泳ぎ」<
まっつ★
つまみさん、こんにちは^^
思わず三毛ちゃんのお写真を
クリックしてしまいました♪
これが詐欺だったらカモな私です^^;
その当時で「ロイヤルカナン」をあげているとは、
とても意識の高い飼い主さん。
(脚本家さんはぜったいに猫飼ってましたね)
ちなみに我が家は「サイエンス ダイエット」です。
私の枕元本は手紙関係の本です。
手紙についての本や手紙形式の本。
「あしながおじさん」は鉄板で、英語版、正統派の翻訳版、
カジュアルな翻訳版、マンガ(舞台は大正時代の日本)版と
4冊並んでいます。
三日月
ですか?ですか?そーでしたか?
つまみさんも、「すいか」ヘビーユーザーでしたかぁ~^^
私も大好きですよ~
夏になると見たくなりますね。目を閉じて思いだすのは
市川実日子の作るお料理とファッションが楽しみでした。あんな下宿だったら帰るのが楽しみですよね。
そろそろ見てみようかしら?
私も我がままに図書館を利用してます。
昨日「病気を治す飲水法」という本をリクエストしたのですが、県内には無くて
なんと県外の図書館からやってくるようです。最近の図書館はかなり使えますね。
図書館で借りて読んでみて本当に手元に置きたいものだけ購入するという方針です。
私の枕本は津留晃一の「津留さんが心から伝えたかったこと」です。
これはもうよれよれのボロボロで良い風味に仕上がっております。
この本は二人の息子に人生に躓いたら読みなさいと、遺言するつもりです。
つまみ Post author
まっつ★さん、こんにちは。
そうですよ、いいカモです(^^;)
木皿泉さん、確か猫を飼っていたような。
うちは、ロイヤルカナンを買って用意していたら、仲介のボランティアの方に「ナチュラルチョイスの方がいい」と言われ、そっちも買いました。
でも、ロイヤルカナンしか食べようとしません。
ああ、手紙関係や手紙形式、私もそうかもしれません。
でも4冊とは!!
つまみ Post author
三日月さん、わー(*’▽’*)♪仲間だ仲間だ!
そうそう!
お料理とファッションがいいんですよねえ。
それと、あのレトロな雰囲気と人間関係。
そろそろ見てください!
図書館、相互貸借といって、リクエストがあるとかなり広範囲に探します。
私の前の職場でも北海道の開拓史の本を北海道の図書館から借りたことがあったような。
「津留さんが心から伝えたかったこと」
読まねば!