第2回:話し出したら止まらない
『エースをねらえ!』は私も読んでましたよー。プリ子46歳です。子どもの頃は親から漫画を読むことを禁止されていたんです。でも、友人から借りるという手段で、こっそり「なかよし」を読んでました。
「なかよし」には美内すずえという人の漫画が載っていて、「なかよし」っぽくなくてすごく面白かったのおぼえてます。今考えると、ドラマとしての盛り上げ方が全然違う!
で、その人が「花とゆめ」っていう雑誌で『ガラスの仮面』っていうのをやっているらしいので読んでみた、なんだこれ、面白いぞ!というのが小学校4年生ぐらいだったかな。
ちょうどそのころ(80年代はじめ、小学校高学年)、親が連れてきた家庭教師のお姉さんが、「花とゆめ」やら山岸涼子やら萩尾望都やら竹宮恵子やらを貸してくれ、親のメンツ丸つぶれ(笑)。
だいなしだ(笑)
そう(笑)
で、一気に、「花とゆめ」とか「ララ」の白泉社系を中心に、少女漫画にどっぷり。
少し前の『ベルばら』とかもここで吸収。花の24年組で人格形成したと言っても過言ではありません。漫画を貸してくれる友達も増えて、青池保子『イブの息子たち』『エロイカより愛をこめて』を借りたりしました。
中学のときも友達と漫画を貸し借りしながら、この世界に耽溺していました。部屋には、「この人、カラー画がすげー上手い」と思って、成田美名子の『CIPHER(サイファ)』のカレンダーを飾ってました。
『CIPHER(サイファ)』!大好き!続編の『ALEXANDRITE』もいいよね。
白泉社は画期的だった。我孫子三和『みかん絵日記』、ひかわきょうこの『彼方から』『時間をとめてまっていて』なんかも好きだったなあ。
白泉社系で地味なところだと、秋本尚美、篠有紀子とかもいいですよねー。
で、その後、高校生から大学生は、突如、ビッグコミックスピリッツ&モーニングに鞍替え。
あ!これも仲間―――♡
うんうん。スヒリッツは一時代を築いたよね。
白井編集長の黄金時代でしたね。80年代後半から90年代はじめくらい。『コージ苑』(相原コージ)とか『伝染るんです』(吉田戦車) が載ってた頃です。
「白井編集長の黄金時代」!プリ子さん、相当の猛者だね(笑)
大学卒業してすぐぐらいは、「ヤングユー」という雑誌に載っているものも読んでました。陸奥A子とか小椋冬美が、ちょっとお姉さん向けに描いてたんです。
ヤングユー!私はもうちょっと後の90年代後半から2000年代くらいにかけて読んでました。あッはらぷ42歳です。
うちも、基本的にマンガは買ってくれない家で、小さいときに唯一家にあったマンガは藤子不二雄の『21エモン』。なぜか1巻のみ(笑)
でも4つ上の姉がときどきりぼんを買っていて、小学生のときはそれを読ませてもらってました。自分で買う分にはよかったのかな。『ときめきトゥナイト』、『星の瞳のシルエット』とかの80年代ラブコメ全盛時代です。でも、『お父さんは心配症』(岡田あーみん)とか『有閑倶楽部』(一条ゆかり)とかのほうが好きだったなあ。
あと萩岩睦美の『銀曜日のおとぎばなし』、高橋由佳利『わたしはサボテン』…。あんまり恋っぽいのには興味がなかった。空想少女だったから(笑)
そして、中学に入って、突如『ベルサイユのばら』(池田理代子)にはまる。
ベルばらってはらぷさんまだ生まれてないよね?
そうなんですよね。でも、中学になったあたりがちょうど1989年…。
フランス革命1789年だ!知人のヅカファンではその頃、ベルばら経由でヅカファンになった人が多いです。
私も行きましたよ!中3のときかな…?同級生の友だちと、お年玉でチケットを買った(笑)思えば中学生でよく行ったなあ。たしかオスカルは安寿ミラ…。
200周年記念で、ちょっとしたベルばらブームが起きたんですよね。愛蔵版とかが出たりもして。そのせいなのかわからないけど、昔のマンガがクラスで大流行して、みんなで持ち寄って回し読みしてました。
それが引き金となって、高校生になっても引き続き昔のマンガを読みまくっていました。隣駅近くのぶっつぶれそうな古本屋で「オルフェウスの窓」(池田理代子)を大人買いした記憶…全18巻!
まちがいなく私もおくれてきた花の24年組です(笑)
で、大学生になるとお金にも余裕ができて、急に「ヤングユー」「コーラス」などのマンガ雑誌を買い始めるようになります。
90年代後半〜2000年代のヤングユーは岩館真理子、榛野なな恵、鴨居まさねとかがいて、ほんとに大好きだったです。今思うとりぼんがマーガレットにいかずに大人になった感じだったのかも。高橋由佳利がトルコの人と結婚したエッセイマンガがのっていたりとか(『トルコでわたしも考えた』)。
休刊したときは悲しかった…。
当時コーラスで連載してた『レタスバーガープリーズ、OK,OK!』(松田奈緒子)ってマンガが大好きで、今でもときどき読み返します。主人公は恋に奥手な歴女でオタクの時代小説家なんだけど、ものすごくばかばかしくてかっこよくてかわいい。
妹やおかあさんのキャラも最高だし、恋人の稲造(いなぞわお)は、かっこよくてやさしくて変人でオタクという非の打ちどころのない男で、私の理想の男子です。あー好き!
私、トルコ旅行したことあるんですが、今思うと高橋由佳里の影響かも(笑)。
わー!私もどんなに行きたかったことか!トルコの人たちがほんとに魅力的に描かれてましたよね。あとあの本のせいで私の中でハゲの地位ががぜん向上した(笑)
その後、2005年に今のオットと暮らしはじめて、家がせまいので置き場所がなくしばらくマンガから遠ざかっていたんですが、数年前に引っ越してから、また読むようになりました。ふたたび本を置く場所ができたから。
マンガの変遷は年齢によってほんと時代性がでるねー。プリ子さんとはらぷは若干年齢サバ読み疑惑だけど…。
マンガだけじゃなく、サバも読んでるのか?!
読んでませんよ!!
読んでませんよ!!
疑惑を残したまま…つづく!!
※次回更新は9月25日(月)です。
凜
はらぷさんこんにちは(^^♪
わー懐かしい!お父さんは心配性、強烈でしたよねえ。先日ひさびさに岡田あーみんの漫画を目にしたのですが、当時と変わっていなくて!!あの変わらないってとこに感動しました。
有閑倶楽部も好きでしたー!あれは大人になって読んでもやっぱり面白い(^◇^)
「トルコで私も考えた」は30代で知ってハマり、たまたま神戸に住んでいたときに北野坂周辺をぶらり散歩していて偶然見つけた「トルコ料理ケナン」。
まさかまさかと思っていたらやはりゆかり先生とタイフンさんのお店で、ナマ・タイフンさんにお料理出してもらったときにはめっちゃ感動しました。どれも優しい味で美味しかったですよー。
中島
ヒース、私を見て。。。
妖気を漂わせて現れるニジンスキーの苦悩の表情と哲学的なセリフが好きだった〜
ヤマトタケルとバージルが無言で見つめ合うシーンにもドキドキしてました。
「イブの息子たち」読んで笑い転げてたあの頃が懐かしい〜
私は高校生だったけど、プリちゃん、いったいいくつの時これ読んでたの?
それと、まさかまさかの秋本尚美の名前を発見して興奮しましたよー!
プリ子
慶子さーん! ニジンスキーだああ、
歴史上の人物の大半は、イブの息子たちで覚えました。
なので、実在のニジンスキーも、どうしてもこのキャラだと勘違いしがち(笑)
読んでたのは11歳ぐらいですよ。恐ろしいですね。
子供は、大人が思ってるより、ずっと早熟なんですよねえ。
うってかわって秋本尚美! 80年代のおしゃれな雰囲気!
主人公がカメラマンの助手で、彼氏が法律事務所につとめてる短編とか、
お母さんが小料理屋はじめる女系家族の話とか、懐かしいです~~
はらぷ Post author
凛さん、こんばんは!
「お父さんは心配症」、強烈でしたねえ…。
あれを連載で載せていた「りぼん」はどういうつもりだったのか…すごいと思います(超ほめてる)
一度ちびまる子ちゃんとのコラボがあって、あれもすごかったな…。
有閑倶楽部は、今でもあこがれです!
いちおうまだ完結してないので、続きが出ないかなあ。野梨子と清四郎の関係が気になる…。くっついてほしいようなほしくないような…。
それと、「トルコ料理ケナン」!
わー!凛さん行かれたのですね、羨ましい〜。
しかも、偶然見つけてピンとこられたとは…さすがです。
私もいつか行ってみたいと思っていましたが、閉店してしまったと聞きました…。残念無念です。