答え合わせが始まった : さつまいもチップス
元気な頃の母は、冬になるとよく「長パンツをはかなきゃ」「長パンツを買わなきゃ」と「長パンツ」を連発していました。
母が言うところの「長パンツ」とはこれ。ズロース?

形状といい長パンツという呼称といい(命名by母ですが)、当時の私にはただでさえたるんだ腰回りをさらに太く見せるダサいものでしかありませんでした。
ところがです!
最近の私は、薄っぺらいショーツ1枚では暖かさを保つのにも老いてだるだるの下腹と臀部を支えるのにもあまりにも心細すぎると痛感し始めたのです。
長パンツが要る!
母が履いていたものもまだ何枚か残っていますが、それはサポート力がないので、以前購入してあまり使っていなかったこれを引っ張り出してきて履いてみました。
ああ、薄い布1枚よりもあったかいし、うたい文句のようなナイスバディにこそならないけれどそれなりの安心感もあるじゃないか。
つらつらと考えるに、昔は分からなかったのに今となっては「こういうことだったのか」と思える母の言動が最近増えてきました。
長パンツ然り、「しばらく座ったままだと立ち上がって動き出すのに時間がかかるのよねぇ」も然り。
やってから、言ってから、「あっ、これお母さんもやってた(言ってた)」と驚く。
あの頃は、そうする・そう言う母を見て「年寄りくさいなぁ」と思ったりしたけれど、なんと不遜だったことか。
あの頃の母の年齢に近づいた今、「こういうことだったのか!」と答え合わせラッシュが始まったのです。
順当に年を取っているのです。
正しく老化しているのです。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の中で、石田ゆり子演じる百合ちゃんが、若さを武器に年上(百合ちゃんは50代)女性にマウントを取る20代の”女の子”に返した言葉が大人の女性たちの心を凄まじく揺さぶりました。
「自分の若さに価値を見出しているのね。
私が虚しさを感じることがあるとすれば、
あなたと同じように感じている女性が、
この国にはたくさんいるということ。
今あなたが「価値がない」と切り捨てたものは、
この先、あなたが向かって行く未来でもあるのよ。
自分がバカにしていたものに、自分がなる。
それって辛いんじゃないかな?
私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのも、そのひとつ。
自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。」
ああ百合ちゃん、なんてかっこいい。
そう、年を重ねればズロースも履く。歩き出すまでに時間もかかる。
誰だってそれなにり老いて、それなりに衰えるのです。
百合ちゃんほどかっこいいことは私には言えないけど、せめて私はこう言おう。
「子供叱るな来た道だもの。年寄り笑うな行く道だもの」
そういえば、最近は食べたいと思うものも変わってきました。
宅配のピザを食べると胃が暴れだすし、大好きだったチョコレートケーキは重すぎて食べきれない。
美味しいお蕎麦屋さんを探したり、「やっぱりあんこは美味しいよね」なんて毎日です。
今日ご紹介する『さつま芋チップス』は、若い頃にはあまり興味のなかった芋けんぴが急に食べたくなった時に家にあったさつま芋で作ってみたものです。
棒状に切って揚げる芋けんぴはやや油っこさがあるのですが、薄くスライスしてさっと揚げ、しっかりと油を切れば割とさっぱりと食べることができます。
さつまいもチップス

- さつま芋は両端を切り落とし、1~2ミリにスライスします。
スライサーを使ってもいいのですが、スライサーによっては仕上がりが薄すぎてしまい、それを揚げるとあっという間に焦げてしまうので注意してください。 - スライスしたさつま芋を水にさらして5分ほど置きます。
- さつま芋をざるに上げて水を切り、更にキッチンペーパーなどでしっかりと水気をふき取ります。
- フライパンに2センチくらいの深さの油を入れて火にかけます。
- 油が170℃になったらさつま芋を揚げます。
さつま芋に揚げ色が付き、菜箸で触った時にからりと揚がった固い触感が出てきたら出来上がり。焦げ過ぎないようにバットなどに上げましょう。 - 写真のチップスには塩を振りました。さつま芋の甘さと塩味のバランスが絶品です。砂糖、醤油、水をフライパンで熱して甘辛だれにしてお芋に絡ませるのも美味しいですよ。
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アメちゃん
ミカスさん。
分かりすぎて頷きすぎて首がもげそうです。。
30代ぐらいの頃かなぁ。母の前で着替えてたら
「まー、あんた!パンツ一枚しか履いてないん!?
もっと履きなさい!女の人は腰回り冷やしたらいかんのよ!」
と言われて、その頃は「ふ〜ん」と横目で聞いてましたが
いつ頃か、もう随分前ですけど、夏場でもパンツ一枚では心許なくて
5分丈のレギンスを重ねて履くようになりました。
今は、冷房対策の下着が充実してて助かります。
秋口になると7分丈のレギンス、今の季節(冬場)は
普通のショーツ+1分丈のショーツ+無印のあったかレギンスの3枚重ねです。
薄い生地のものばかりですけど、まぁまぁの重ねっぷりになってます。
そうそう。
私の母もよく「オシッコ行こ」と言って
掘り炬燵から足を出して正座に座り直してからが長かったですね。
私や姉が「はよ行かな、漏らすよ!」と焦らしても
「なかなか、すっと動けんのよ。あんたらも年取ったらわかるわ」
と言ってました。
スーパーのレジとかでなかなかお金を出せない高齢者の方など
笑ったりイライラしたらダメですよね。いずれ行く道ですもんね。
爽子
こんばんは。ミカスさん。
百合ちゃんの言葉、清書したいです。
あんこ、おいしいですよね。
わたしも最近チョコは、少量のみ。
あんこが異様においしいとき、必ず妊娠していました。
三回ともそうです。
悪阻でも、あんこは大丈夫。
おもしろいですよね、人間の食の志向って。
今夜もあったかパンツはいてお布団に入ります。
ミカス Post author
アメちゃんさん
そうそう、私も若い頃言われました!
「パンツ1枚で寒くないの?!」
その時は「1枚で十分じゃん」と思っていましたが、いまや心もとないのです。1枚じゃ。
記事に書いたように薄手で柔らかめのガードルを重ねてみたり、ヒートテックのタイツを履いてみたり。
レジでのもたもた、私はもう始まってます。
財布の中に小銭がたくさんあると、とっさに脳が「10円玉3枚と1円玉7枚」なんていう判断を拒否するし、指先も上手く動かない。
母の財布に小銭がたんまりと溜まっていたのはこういうことだったのかと今になって痛感しています。
ミカス Post author
爽子さん
あの時、百合ちゃんの言葉は50代女性たちの心を鷲掴みにしましたね。
あんこ(あずき)、美味しいですよねー。大好き。
どら焼きやぜんざい、羊羹もいい!!
それにしても、悪阻の時でもあんこなら大丈夫だったなんて、爽子さんもなかなかのあんこマニア。
暖かくして、おいしいあんこ菓子を楽しみながら冬を乗り越えましょう。