4月26日はカレー記念日

カレー記念日

背中痛い 言われてのみこむ 私もよ

4月26日はカレー記念日

Jane

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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ゾロメ女の逆襲

第36回 これじゃあ、ただのスナックの店名じゃないか、の巻

日本アカデミー賞というものに特に思い入れはありませんが、今年の助演男優賞受賞者5人の名前を最初に見たときは思わず笑ってしまいました。

オダギリジョー
妻夫木聡
ピエール瀧
松田龍平
リリー・フランキー
(50音順)

Gold Trophy

カタカナ頻度高し!

5人中3人にカタカナが混入していて、しかも2人はフルバージョン。
当事者のひとりであるピエール瀧氏もラジオで「ふざけ過ぎてません?」とコメントしていましたが、いくらグローバルスタンダードなご時世とはいえ、このカタカナ含有率はなかなかなものだと思います。

特に中央にデンと鎮座まします(?)ピエール瀧という名前が、前から私にはどうにも気になってしょうがありません。

以前このゾロメ女で「ひらがな表記の名前」についてちょっと書きましたが、今回は「カタカナ+漢字」の名前に着目したいと思います。
あくまでもカタカナ先行型。
「漢字+カタカナ」の漢字先行型とカタカナフルバージョンはいずれまた機会があれば。

 

さて、キャシー中島やジョー山中、セルジオ越後など、出自や経歴に相応の理由がある人は別として、それ以外の、何の変哲もない日本人(?)がこの表記にする理由はなんなのでしょう。

私が最初に知ったこの表記の有名人はジャイアント馬場だった気がします。
以後のプロレス界はその手のリングネームが定番になりました。
アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、アニマル浜口、マサ斎藤などなど。
女子プロレスも然り。
マッハ文朱、ジャッキー佐藤、マキ上田、ライオネル飛鳥、ジャガー横田・・etc。

プロレスにおいては一時期、この表記が醸し出す無国籍感が「正解」だったのかもしれません。
そういえば、昔は「国籍不明の覆面レスラー」がいたとかいないとか。
どうやって入国してきたんだ?パスポートの写真はどうした!?とネタにされてましたっけ。

仮面

音楽業界もこの表記の宝庫です。
アントニオ古賀(古い!)、フランク永井、ペギー葉山、ミッキー吉野、カールスモーキー石井、サンプラザ中野、トータス松本などなど。
やはり、バタくさい(←死語?)ジャンルの音楽の人が多いような気がしますが、なんだかそれだけでもなさそう。

「カタカナ+漢字」の名前には、ちょっと人を食ったところがある気がします。
一見気安いけれど実は煙幕を張っている感じも。
あえて本筋から少し外れた、「本筋なんてどうだってよくね?」的な立ち位置というか。
私にとってピエール瀧のイメージがまさにこれです。

Shiraito Falls Cascading over Vegetation

テリー伊藤とかデーモン小暮、パパイヤ鈴木、などもそんな印象。

この人たちは、むしろその名前に引きずられるように異業種に進出してきたような気さえします。
「カタカナ+漢字」には、本業やポジションをあいまいにしたり、それを突き破る効果でもあるのでしょうか。

 

ところで、作家やライターなどの物書き業界にはほとんどこの表記のペンネームを見かけないと思いませんか。
漢字先行型はけっこういますが、カタカナ先行型はナンシー関、ブルボン小林、ぐらいしか浮かびませんが、なぜでしょう。

最近読んだ『どうして書くの?-穂村弘対談集』という本の中で、穂村さんが長嶋有さんにちょっと面白いことを言っています。
ちなみに、長嶋有とブルボン小林は同一人物です。
小説は長嶋有、コラムはブルボン小林名義、で使い分けているイメージですが、はたしてその理由、そして実態はいかに!?
穂村さんの発言を引用します。

長嶋さん自身がブルボン的な感覚を生命線と感じているのかもしれない。
ある種の隙間やディティールにこだわる感覚というか、ちんけなものへの愛情が先にあって、小説とかコラムとか俳句といったバリエーションでそれを活かしている。
商業的にいえば「芥川賞作家・長嶋有」で本を出したほうがいいはずなのに、わざわざ「ぜひブルボンで」っていう変わった出版社を選んでいる(笑)。》

物書きとしての特定の仕事の芯や肝をカタカナ先行型の名前に置き、それ以外の自分と棲み分けしている。
もちろん、それはこの表記に限ったやりかたではないだろうけれど、「ブルボン小林」というこの表記特有のちょっと脱力する字面が想起させるものと、特定の仕事の芯や肝、それがシンクロしているということなのかもしれません。

ピエール瀧もパパイヤ鈴木もブルボン小林も、名前という覆面を被っているレスラーなのかも、と思うといちばん腑に落ちる気がします。

・・なんだか私、めきめきと自分もカタカナ+漢字表記にしたくなってきました。
それで想起される新しい自分を発見したい、みたいな(ベタですけど)。

カタカナ部分には2通りの名づけ方があるように思います。
①その人が醸し出す、または希望するイメージ
②ファーストネームをアレンジしたもの 

①だと、ゾロメ月亭?
・・う~ん、新しさに欠けてますね。

②は、え~と、つまみって英語でなんていうんだろう。
スナックかな。

Plate with typical bavarian snacks and beer

スナック月亭。

・・・これじゃあ、ただのスナックの店名じゃないか!

by月亭つまみ

こんなブログもやってます♪→→「チチカカ湖でひと泳ぎ」<

 


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コメント、ありがとー!

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    プリ子

    マドモワゼル愛とか、ルネ・ヴァンダール渡辺とか、占い業界にもいますね。
    うさんくさ~~。
    ユースケ・サンタマリアとか、ケラリーノ・サンドロビッチとかは、
    スナック月亭的には、どういう括りになりますでしょうか。

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    プリ子

    失礼しました!ワタナベはカタカナ表記のオールカタカナパターンでした!
    名前とカタカナ、続編期待してます(^_^)

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    つまみ Post author

    プリ子さん、コメントありがとうございます。

    占い業界、そういえば、昔からなかなかなことになってましたよねー(^_^;)

    ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベがなつかし過ぎる!と思わず検索したら、2011年に亡くなっているのですね。
    Wikipediaの著作を見ただけでクラクラと幻惑されそうですが・・そうかあ、もういないんですねえ。

    ユースケ・サンタマリアやケラリーノ・サンドロビッチ、気になります気になります。
    ミムラという女優さんも。
    本名が三村でもないのに、ミムラ姉さん由来って言われてもねえ。
    そこまで汲み取る義理もないよなあと思ったりして(笑)。

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    サヴァラン

    ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ
    たしか服飾デザイナーの渡辺雪三郎氏のご兄弟だったような。
    兄弟そろってミステリアスな印象です。

    ピエール瀧
    このひとの存在感はおもしろいですよね。
    石野卓球
    こちらの方とのおさまり具合もなかなかオツで。

    ドリアン助川
    むかしっから、妙に気になる存在です。

    そうそう!
    はなしがゼンゼン違いますが
    「クラフト・エンディング商會」
    こちらもひたひたと気になる存在でした!

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    つまみ Post author

    サヴァランさん、コメントありがとうございます!!

    そうですかー、ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさんのご兄弟は服飾デザイナーですか。
    クリエイティブな家系なのですね。
    いや、決して皮肉ではありません(^_^;)

    電気グルーヴの二人は、なんだかいいポジションにいますよね。
    ピークを作らず、でもマイナーでもなく、自由に芸能界を泳いでいるような。
    ピエール瀧、女性で言えば清水ミチコさんだと思っています。

    ところで
    クラフト・エンディング商會にクスッとしました。
    サヴァランさ~ん!
    クラフト・エヴィング商會です、終わっちゃってる~(´∀`)

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    サヴァラン

    わーほんとだー。終わらせちゃってるー。\(゜ロ\)(/ロ゜)/
    ごめんなさーい。クラフト商會さーーん。

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    つまみ Post author

    サヴァランさん

    世田谷文学館で開催された「クラフト・エヴィング商會」展、私の周囲では賛否両論、評価が真っ二つに別れました。
    私は思い入れがあまりない分、「面白いなあ」という薄い感想でした。
    サヴァランさんにも見てもらって感想を聞きたい~!

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